PDスキル(マネジメント)の用語と解説

新しい高度試験(2027〜)・シラバス案から。89 語のうち 51〜89 語目です。答えを隠して、問いから答えを思い出してから読むと、覚えやすくなります。

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フィージビリティスタディふぃーじびりてぃすたでぃ|ふぃーじびりてぃーすたでぃ|ふぃーじびりてぃすたでぃー

問い新しい事業や計画について、技術・経済・運用などの面から本当に実現できるかを事前に調べることを何というか(カタカナで)。

日本語では実現可能性調査です。本格的に投資する前に行います。

ファイブフォース分析ふぁいぶふぉーすぶんせき|ふぁいぶふぉーす|5ふぉーすぶんせき|5fぶんせき

問い業界の競争の強さを、新規参入の脅威・代替品の脅威・買い手の交渉力・売り手の交渉力・既存企業どうしの競争の5つから分析する手法を何というか(ポーターが提唱)。

ファイブフォース分析
5つの力(フォース)で業界の収益性を分析する、ポーターの手法です。 【別解】ファイブフォース/5フォース分析

SWOT分析swot|swotぶんせき|すうぉっと|すうぉっとぶんせき|すわっと|すわっとぶんせき

問い自社の強み・弱みと、外部の機会・脅威を整理して分析する手法を何というか(英字4字)。

Strengths・Weaknesses・Opportunities・Threats の頭文字です。強み・弱みは内部、機会・脅威は外部の要因です。

クロスSWOT分析くろすswotぶんせき|くろすすうぉっとぶんせき|くろすすわっとぶんせき|towsぶんせき|tows

問いSWOT 分析の強み・弱みと機会・脅威を掛け合わせ、「強みを生かして機会をつかむ」などの戦略を導く手法を何というか(「〜分析」の形で)。

SO・ST・WO・WT の4つの組合せごとに打ち手を考える手法です。 【別解】TOWS分析/TOWS

VRIO分析vrio|vrioぶんせき|ぶりお|ぶりおぶんせき

問い経営資源を、経済的価値・希少性・模倣困難性・組織の4つの観点で評価し、競争優位を分析する手法を何というか(英字4字)。

Value・Rarity・Imitability・Organization の頭文字で、バーニーが提唱しました。

バリューチェーン分析ばりゅーちぇーんぶんせき|ばりゅーちぇーん|かちれんさぶんせき

問い企業の活動を、購買物流・製造・販売などの主活動と、人事・技術開発などの支援活動に分け、どこで価値が生まれるかを分析する手法を何というか(ポーターが提唱。「〜分析」の形で)。

バリューチェーン分析
「価値の連鎖」を意味し、ポーターが提唱しました。 【別解】バリューチェーン 【関連】サプライチェーン(供給の流れ)とは区別します。

多角化たかくか|たかくかせんりゃく

問いアンゾフの成長マトリクスで、新しい製品を新しい市場に投入する成長戦略を何というか(漢字3字)。

多角化
製品も市場も新しいため、4つの中で最もリスクが高い戦略です。 【別解】多角化戦略

市場浸透戦略しじょうしんとうせんりゃく|しじょうしんとう

問いアンゾフの成長マトリクスで、今の製品を今の市場でもっと売り、シェアを伸ばす成長戦略を何というか(「〜戦略」の形で)。

市場浸透戦略
既存製品×既存市場の組合せです。 【別解】市場浸透 【関連】新市場に出るのは市場開拓戦略、新製品を出すのは製品開発戦略です。

コストリーダーシップ戦略こすとりーだーしっぷせんりゃく|こすとりーだーしっぷ

問いポーターの競争の基本戦略のうち、業界でいちばん低いコストを実現して競争に勝つ戦略を何というか(「〜戦略」の形で)。

コストリーダーシップ戦略
業界最低のコストで優位に立つ戦略です。 【別解】コストリーダーシップ 【関連】ほかの基本戦略は、差別化戦略と集中戦略です。

差別化戦略さべつかせんりゃく

問いポーターの競争の基本戦略のうち、品質・デザイン・ブランドなど他社に無い特長で顧客に選ばれる戦略を何というか(「〜戦略」の形で)。

価格ではなく、独自の価値で顧客に選ばれる戦略です。

集中戦略しゅうちゅうせんりゃく|しゅうちゅうかせんりゃく

問いポーターの競争の基本戦略のうち、特定の顧客層や地域などに経営資源を絞り込む戦略を何というか(「〜戦略」の形で)。

集中戦略
狭い市場に資源を絞り、その中でコストか差別化で優位に立つ戦略です。 【別解】集中化戦略

同質化戦略どうしつかせんりゃく

問い業界のリーダー企業が、競合の打ち出した新しい製品や施策をすぐにまねて、その差別化の効果を打ち消す戦略を何というか(「〜戦略」の形で)。

経営資源の多いリーダー企業だからこそ有効な戦略で、挑戦者の差別化を打ち消します。

シックスシグマしっくすしぐま

問い統計的な手法で工程のばらつきを減らし、欠陥を100万回に3.4回以下に抑えることを目指す品質改善の手法を何というか(カタカナで)。

シグマは標準偏差のことです。モトローラで生まれ、GE で広まりました。

TQMtqm|そうごうてきひんしつかんり|total quality management

問い経営者から現場まで全社で、顧客満足を高めるために品質を継続的に改善していく経営の考え方を何というか(英字3字)。

Total Quality Management の略で、総合的品質管理と訳します。 【別解】総合的品質管理/Total Quality Management

DX推進指標dxすいしんしひょう|でぃーえっくすすいしんしひょう

問い経済産業省が示した、企業が自社の DX への取組の状況を、経営と IT の両面から自分で診断するための指標を何というか(「DX〜」の形で)。

成熟度を0〜5のレベルで自己診断します。結果を IPA に提出すると、ベンチマークに使えます。

DX認定制度dxにんていせいど|dxにんてい|でぃーえっくすにんていせいど

問いDX を進める準備ができている企業を、国が申請に基づいて認める制度を何というか(情報処理促進法に基づく。「DX〜制度」の形で)。

デジタルガバナンス・コードに沿った対応をしている企業が認定されます。 【別解】DX認定

デジタルガバナンス・コードでじたるがばなんすこーど

問い経済産業省が、DX を進める経営者に求められる対応をまとめたもの(2024年の 3.0 で「3つの視点・5つの柱」を示した)を何というか(カタカナで)。

DX 認定制度の基準にもなっています。経営ビジョンと DX 戦略の連動などを求めます。

ROIroi|りたーんおんいんべすとめんと|return on investment

問い投資額に対して、どれだけの利益が得られたかの割合を表す指標を何というか(英字3字)。

Return On Investment の略で、投資利益率と訳します。IT 投資の効果を測るのにも使います。 【別解】Return On Investment

回収期間法かいしゅうきかんほう|pbpほう|ぺいばっくぴりおどほう

問い投資の評価で、投資額を毎年のキャッシュフローで何年で取り戻せるかを見る方法を何というか(漢字5字)。

PBP(Payback Period)法ともいいます。分かりやすい反面、お金の時間価値を考えないのが弱点です。 【別解】PBP法/ペイバックピリオド法

DCF法dcfほう|でぃーしーえふほう|discounted cash flow

問い将来のキャッシュフローを割引率で現在の価値に直して、投資や事業の価値を評価する方法を何というか(英字3字を使って)。

Discounted Cash Flow の略です。今の100万円と1年後の100万円は価値が違う、という考え方に立ちます。 【別解】Discounted Cash Flow

NPVnpv|せいみげんざいかち|net present value

問い投資から得られる将来のキャッシュフローの現在価値の合計から、投資額を引いた値を何というか(英字3字)。

正味現在価値と訳します。プラスなら投資する価値があると判断します。 【別解】正味現在価値/Net Present Value

To-Beto-be|tobe|とぅーびー|とぅーびーもでる

問い情報システムや業務の、今の姿(As-Is)に対して、目指す「あるべき姿」を表すモデルを何というか(英字とハイフンで)。

As-Is(現状)と To-Be(あるべき姿)の差(ギャップ)を埋めるのが改革の計画になります。 【別解】To-Beモデル

非機能要件ひきのうようけん

問い要件定義で、システムの性能・可用性・セキュリティ・使いやすさなど、業務の機能以外に求める条件を何というか(「〜要件」の形で)。

何ができるか(機能要件)ではなく、どれだけ良くできるかを定める要件です。

DFDdfd|でーたふろーだいあぐらむ|data flow diagram

問いデータの流れを、プロセス・データストア・外部実体・データフローの4つの記号で表す図を何というか(英字3字)。

Data Flow Diagram の略です。処理の順番ではなく、データの流れを描きます。 【別解】データフローダイアグラム/Data Flow Diagram

UMLuml|ゆーえむえる|unified modeling language

問いクラス図・ユースケース図・シーケンス図などを定めた、オブジェクト指向の標準のモデリング言語を何というか(英字3字)。

Unified Modeling Language の略で、OMG という団体が標準化しています。 【別解】Unified Modeling Language

DOAdoa|でーたちゅうしんあぷろーち|data oriented approach

問い業務の流れよりも、業務で扱うデータの構造に注目して、システムを分析・設計する考え方を何というか(英字3字)。

データ中心アプローチの略です。業務は変わってもデータは変わりにくい点に着目します。 【別解】データ中心アプローチ/Data Oriented Approach 【関連】業務の流れに注目するのは POA(プロセス中心アプローチ)です。

イベントストーミングいべんとすとーみんぐ

問い関係者が集まり、業務で起きる出来事(ドメインイベント)を付箋に書いて時間順に並べ、業務をモデル化するワークショップ手法を何というか(カタカナで)。

出来事を付箋で時間順に並べる手法です。ブレインストーミングのように、皆で一気に出し合うのが特徴です。

完全定額契約かんぜんていがくけいやく|かくていこていかかくけいやく|こていかかくけいやく|ていがくけいやく|ffp|ふぁーむふぃっくすどぷらいすけいやく

問い作業の範囲がはっきりしているときに、あらかじめ合意した額から増減させずに発注する、FFP(Firm Fixed Price)と略される契約を何というか(「〜契約」の形で)。

範囲が明確なときに額を固定する契約で、費用が予定を超えるリスクは受注者が負います。PMBOK の日本語訳の呼び名です。 【別解】確定固定価格契約/固定価格契約/定額契約/FFP/ファームフィックスドプライス契約

コストプラスインセンティブフィー契約こすとぷらすいんせんてぃぶふぃーけいやく|いんせんてぃぶふぃーつきこすとぷらすけいやく|こすとぷらすいんせんてぃぶふぃー|cpif|cpifけいやく

問い実費償還契約のうち、実際の費用が目標費用を上回ったり下回ったりした分を、あらかじめ決めた比率で両者が分け合い、それに応じて報奨のフィーが増減する契約を何というか(カタカナで「〜契約」の形)。

CPIF 契約です。費用の差を決めた比率で分け合い、報奨フィーが増減します。 【別解】インセンティブフィー付きコストプラス契約/CPIF/CPIF契約 【関連】報奨を発注者の主観的な評価で決めるのはコストプラスアワードフィー契約(CPAF)です。

タイムアンドマテリアル契約たいむあんどまてりあるけいやく|たいむあんどまてりある

問い作業時間あたりの単価と、実際に使った資材の費用で代金を決める契約を何というか(カタカナで「〜契約」の形)。

T&M 契約ともいいます。作業範囲がはっきりしないときに使いやすい契約です。

レベニューシェアれべにゅーしぇあ

問いシステムの開発費を安くする代わりに、そのシステムが生み出した利益を発注者と開発者で分け合う契約を何というか(カタカナで)。

レベニューは収益のことです。開発費を抑える代わりに、リスクと成果を両者で分かち合います。

ランニングロイヤリティらんにんぐろいやりてぃ|らんにんぐろいやるてぃ|らんにんぐろいやりてぃー

問い特許などの利用料を、最初にまとめてではなく、製品の売上や販売数に応じて継続して支払う方式を何というか(カタカナで)。

売上や販売数に応じて継続して支払う方式です。 【関連】最初に一度だけ払うのはイニシャル(一時金)ロイヤリティです。

サブライセンスさぶらいせんす|さぶらいせんしんぐ

問いライセンスを受けた者が、そのライセンスの権利を、さらに別の第三者に使わせることを何というか(カタカナで)。

再実施許諾ともいいます。契約で認められているときだけできます。 【別解】サブライセンシング

グラントバックぐらんとばっく

問いライセンス契約で、技術を使わせてもらった側が自分で改良した技術を、もとの権利者に使わせたり移したりするよう定める条項を何というか(カタカナで)。

「許諾(グラント)を返す(バック)」という意味です。独占的なグラントバックは独占禁止法上の問題になりえます。

エンタープライズアーキテクチャえんたーぷらいずあーきてくちゃ|ea

問い組織全体の業務とシステムを共通の方法で整理・モデル化し、全体として最適になるよう設計していく手法を何というか(カタカナで)。

略して EA です。ビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジの4つの体系で考えます。 【別解】EA

ビジネスアーキテクチャびじねすあーきてくちゃ|びじねすあーきてくちゃー

問い組織全体の業務とシステムを4つの体系で整理する設計手法(EA)で、組織の業務の機能や流れ、組織の構成を表す体系を何というか(カタカナで)。

EA で最初に描く体系です。これをもとにデータやアプリケーションの体系を考えます。

テクノロジアーキテクチャてくのろじあーきてくちゃ|てくのろじーあーきてくちゃ|てくのろじーあーきてくちゃー|てくのろじあーきてくちゃー

問い組織全体の業務とシステムを4つの体系で整理する設計手法(EA)で、ハードウェア・ネットワークなど、システムを支える技術の基盤を表す体系を何というか(カタカナで)。

技術(テクノロジ)の体系で、最も下でほかの3つを支えます。

ザックマンフレームワークざっくまんふれーむわーく

問い企業の情報システムを「何を・どのように・どこで・誰が・いつ・なぜ」と見る立場の2軸の表で整理する、EA の枠組みを何というか(考案者の名前から)。

IBM にいたジョン・ザックマンが考案した、EA の考え方の元祖とされる枠組みです。

TOGAFtogaf|とーがふ|とがふ

問いThe Open Group が定めた、エンタープライズアーキテクチャを作るための枠組みで、ADM という開発の手順を持つものを何というか(英字5字)。

The Open Group Architecture Framework の略です。 【関連】ADM(Architecture Development Method)という手順でアーキテクチャを作ります。