基本情報の用語と解説

基本情報技術者。116 語のうち 1〜50 語目です。答えを隠して、問いから答えを思い出してから読むと、覚えやすくなります。

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スタックすたっく

問いデータ構造のうち、最後に入れたデータを最初に取り出す後入れ先出しのものはどれか。

スタック
スタックは後入れ先出し(LIFO)で、最後に入れたデータから取り出します(積み重ねた皿を上から取る形)。 【関連】キューは先入れ先出し(FIFO)で、先に入れたデータから取り出します。

キューきゅー

問いデータ構造のうち、先に入れたデータから順番に取り出す先入れ先出しのものはどれか。

キュー
キューは先入れ先出し(FIFO)で、先に入れたデータから順に取り出します(レジの行列と同じ順)。 【関連】スタックは後入れ先出し(LIFO)で、最後に入れたデータから取り出します。

論理積ろんりせき

問い論理演算のうち、2つの入力が両方とも1のときだけ出力が1になるものはどれか。

論理積
論理積(AND)は、2つの入力が両方とも1のときだけ出力が1になります。 【関連】論理和(OR)は、どちらか一方でも1なら出力が1になります。

排他的論理和はいたてきろんりわ

問い論理演算のうち、2つの入力の値が互いに異なるときだけ出力が1になるものはどれか。

排他的論理和
排他的論理和(XOR)は、2つの入力が異なるときだけ出力が1になります。 【関連】論理和(OR)は、両方が1のときも出力が1になる点が異なります。

二分探索にぶんたんさく

問い探索アルゴリズムのうち、整列済みデータの中央と比べて、探す範囲を半分ずつ絞り込むものはどれか。

二分探索
二分探索は、整列済みのデータの中央と比べて探索範囲を半分ずつ絞り込む方法です。使う前にデータを整列しておく必要があります。 【関連】線形探索は、先頭から1つずつ順に調べる方法です。

線形探索せんけいたんさく

問い探索アルゴリズムのうち、データを先頭から順に一つずつ比べていくもっとも単純なものはどれか。

線形探索
線形探索(逐次探索)は先頭から順に調べる方法です。整列していなくても使えますが、データが多いと時間がかかります。

木構造きこうぞう

問いデータ構造のうち、根から枝分かれするように要素がつながり、親子の階層関係を表すものはどれか。

木構造
木構造は、根から枝分かれして親子関係(階層)を表すデータ構造です。 【関連】リスト構造は、要素を一列につないで表します。フォルダの階層構成も木構造の例です。

ビットびっと

問いデータの量を表す単位のうち、0か1かの2通りを表すもっとも小さな単位はどれか。

ビット
ビットは0か1かを表す情報の最小単位です。8ビットをまとめると1バイトになります。

バブルソートばぶるそーと

問い整列アルゴリズムのうち、隣り合う要素どうしを比べ、順序が逆なら入れ替える操作を繰り返すものはどれか。

バブルソート
バブルソートは、隣り合う要素どうしを比べて、順序が逆なら入れ替えることを繰り返す整列法です(値が泡のように端へ移ることが名前の由来)。 【関連】選択ソートは、最小値を探して先頭と交換していきます。

真理値表しんりちひょう

問い論理演算の表し方のうち、入力のすべての組み合わせと、そのときの出力を一覧の表にしたものはどれか。

真理値表
真理値表は、入力の組合せごとに出力の値を一覧にした表です。 【関連】ベン図は、集合の関係を円の重なりで表します。

選択ソートせんたくそーと

問い整列アルゴリズムのうち、未整列の部分から最小値を探し、その先頭と交換する操作を繰り返すものはどれか。

選択ソート
選択ソートは、未整列の部分から最小値を選び、先頭の要素と交換していく整列法です。 【関連】挿入ソートは、整列済みの列の適切な位置に要素を差し込んでいきます。

挿入ソートそうにゅうそーと

問い整列アルゴリズムのうち、整列済みの列の正しい位置へ、要素を一つずつ差し込んでいくものはどれか。

挿入ソート
挿入ソートは、要素を1つずつ取り出し、整列済みの列の正しい位置に差し込む整列法です。 【関連】選択ソートは、最小値を選んで先頭と交換していきます。挿入ソートは、ほぼ整列済みのデータなら非常に速く終わります。

ハッシュ法はっしゅほう

問いデータを探す方法のうち、キーを関数で計算した値を格納位置として使い、すばやく探し出すものはどれか。

ハッシュ法
ハッシュ法は、キーから計算した値(ハッシュ値)で格納位置を求め、直接アクセスする探索法です。 【関連】二分探索法は、整列済みのデータを半分ずつ絞り込みます。

否定論理積ひていろんりせき

問い論理演算のうち、2つの入力が両方とも1のときだけ出力が0になるものはどれか。

否定論理積
否定論理積(NAND)は論理積を反転したもので、両方が1のときだけ出力が0になります。 【関連】否定論理和(NOR)は、両方が0のときだけ出力が1になります。

和集合わしゅうごう

問い集合の演算のうち、2つの集合の少なくともどちらか一方に含まれる要素全体を表すものはどれか。

和集合
和集合は、2つの集合の少なくとも一方に含まれる要素をすべて集めた集合です。 【関連】積集合は、両方に共通する要素だけを集めた集合です。

幅優先探索はばゆうせんたんさく

問い木やグラフをたどる方法のうち、出発点に近い頂点から順に、同じ深さのものを調べ終えてから次の深さへ進むものはどれか。

幅優先探索
幅優先探索は、出発点に近い頂点から一段ずつ範囲を広げて調べる探索法です。 【関連】深さ優先探索は、行けるところまで先に進んでから戻ります。幅優先探索はキュー、深さ優先探索はスタックや再帰で実現できます。

深さ優先探索ふかさゆうせんたんさく

問い木やグラフをたどる方法のうち、行けるところまで先へ進み、行き止まりで一つ前に戻って別の道を試すものはどれか。

深さ優先探索
深さ優先探索は、1本の道を行けるところまで奥へ進み、行き止まりで戻って別の道を調べる探索法です。 【関連】幅優先探索は、近い頂点から順に広げていきます。深さ優先探索はスタックや再帰、幅優先探索はキューで実現できます。

連結リストれんけつりすと

問いデータ構造のうち、各要素が次の要素の位置をポインタとして持ち、鎖のようにつながるものはどれか。

連結リスト
連結リストは、各要素がポインタで次の要素を指してつながるデータ構造です。 【関連】配列は、要素が連続した記憶領域に並びます。連結リストの挿入・削除はポインタの付け替えだけで済みます。

二分木にぶんぎ|にぶんき

問い木構造のうち、どの節点も子の数が2つ以下に限られるものはどれか。

二分木
二分木は、どの節点も子を2つまでしか持たない木構造です。 【関連】B木は、1つの節点がより多くの子を持てる多分木です。

2の補数にのほすう

問い負の数の表し方のうち、正の数の各ビットを反転して、1を加えたものはどれか。

2の補数
2の補数は、全ビットを反転して1を足して作ります。負の数の表現に使われます。 【関連】1の補数は、全ビットを反転するだけで作ります。2の補数を使うと、引き算を足し算の回路で行えます。

クイックソートくいっくそーと

問い整列アルゴリズムのうち、基準値を一つ選び、それより小さい群と大きい群に分ける操作を各群で繰り返すものはどれか。

クイックソート
クイックソートは、基準値(ピボット)より小さいか大きいかで2つに分けることを繰り返す整列法です。 【関連】マージソートは、半分に分けて整列した列を後で併合します。

マージソートまーじそーと

問い整列アルゴリズムのうち、列を半分ずつに分けていき、整列済みの短い列どうしを併合して長くするものはどれか。

マージソート
マージソートは、列を分割し、整列済みの短い列どうしを併合(マージ)していく整列法です。 【関連】クイックソートは、基準値で2つに分けることを繰り返します。

ド・モルガンの法則どもるがんのほうそく

問い論理式の法則のうち、論理積の否定は否定の論理和に、論理和の否定は否定の論理積に等しいとするものはどれか。

ド・モルガンの法則
ド・モルガンの法則は、全体の否定をとると、各項の否定どうしで論理積と論理和が入れ替わるという法則です(¬(A・B)=¬A+¬B、¬(A+B)=¬A・¬B)。 【関連】分配法則は、括弧を展開するときの法則です。

再帰呼出しさいきよびだし

問いプログラムの技法のうち、関数の処理の途中で、その関数自身を呼び出すものはどれか。

再帰呼出し
再帰呼出しは、関数(手続)が実行中に自分自身を呼び出すことです。 【関連】コールバックは、引数として渡した別の関数を後で呼び出してもらう仕組みです。終了条件(再帰を止める条件)がないと、呼出しが止まらなくなります。

ランレングス符号化らんれんぐすふごうか

問いデータ圧縮の方式のうち、同じ値が続く部分を、その値と続く回数の組に置き換えるものはどれか。

ランレングス符号化
ランレングス符号化は、同じ値が続く部分を「値と連続する回数」で表して圧縮する方式です。 【関連】ハフマン符号化は、出現頻度に応じて符号の長さを変えます。

ヒープひーぷ

問い木構造のうち、どの親の値も子の値以上になるように保たれるものはどれか。

ヒープ
ヒープは、どの親の値も子の値以上(またはどの親も子以下)に保つ木で、前者では根が最大値になります。 【関連】二分探索木は、左の子孫に小さい値、右の子孫に大きい値を置きます。

二分探索木にぶんたんさくぎ|にぶんたんさくき

問い木構造のうち、どの節点でも、左の子孫は小さく、右の子孫は大きい値になっているものはどれか。

二分探索木
二分探索木は、各節点の左の部分木に小さい値、右の部分木に大きい値を置く二分木です。 【関連】ヒープは、親の値が子の値以上(または以下)という関係を保つ木です。

O(log n)olog n

問いオーダー記法で表した計算量のうち、整列済みのデータを二分探索するときのものはどれか。

O(log n)
二分探索は1回の比較ごとに探索範囲が半分になるため、計算量はO(log n)です。データが2倍になっても比較は1回増えるだけです。 【関連】線形探索の計算量はO(n)です。

番兵法ばんぺいほう

問い探索の技法のうち、探す値を表の末尾に置いて、範囲の終わりの判定を省くものはどれか。

番兵法
番兵法は、データの末尾に探す値(番兵)を置いて必ず見つかるようにし、範囲の終わりの判定を省く方法です。線形探索を速くする工夫です。

逆ポーランド記法ぎゃくぽーらんどきほう

問い式や構文の表記法のうち、演算子を、演算の対象となる2つの値の後ろに書くものはどれか。

逆ポーランド記法
逆ポーランド記法(後置記法)は、演算子を演算の対象の後ろに書く記法です。 【関連】ポーランド記法(前置記法)は、演算子を前に書きます。逆ポーランド記法の式は、スタックを使って先頭から順に計算できます。

ハフマン符号はふまんふごう

問い符号化の方式のうち、出現頻度の高い記号ほど短い符号を割り当てる、可変長のものはどれか。

ハフマン符号
ハフマン符号は、出現頻度の高い記号に短い符号を割り当て、全体の長さを縮める符号です。 【関連】ハミング符号は、誤りの検出と訂正のための符号です。

優先度付きキューゆうせんどつききゅー

問いデータ構造のうち、入れた順番に関係なく、重要度を示す値が最大の要素から取り出されるものはどれか。

優先度付きキュー
優先度付きキューは、入れた順ではなく優先度の高い要素から取り出すデータ構造です。 【関連】デックは、列の両端から出し入れできるデータ構造です。優先度付きキューは、ヒープを使うと効率よく実現できます。

シノニムしのにむ

問いハッシュ法の用語のうち、異なるキーであるのに同じハッシュ値になったキーどうしを何というか。

シノニム
シノニムは、ハッシュ法で異なるキーが同じ格納位置(同じハッシュ値)になったときのキーどうしのことです。 【関連】ダイジェストは、ハッシュ値そのものを指します。シノニムが発生することを衝突(コリジョン)と呼びます。

有限オートマトンゆうげんおーとまとん

問い計算のモデルのうち、スタックやテープの記憶を持たず、入力記号に応じて状態を移り、受理するかを決めるものはどれか。

有限オートマトン
有限オートマトンは、有限個の状態と入力による状態遷移だけで、入力列を受理するかを判定するモデルです。 【関連】有限オートマトンにスタックを加えたものがプッシュダウンオートマトンです。

BNFbnf

問い言語や式の表記法のうち、非終端記号を置き換える生成規則を文字で書き並べ、構文を定めるものはどれか。

BNF(バッカス・ナウア記法)は、生成規則を記号で書いてプログラム言語の構文を定める記法です。 【関連】構文図式は、同じ規則を矢印の図で表します。BNFでは「または」を縦棒(|)で表します。

動的計画法どうてきけいかくほう

問いアルゴリズムの設計手法のうち、問題を小さな部分問題に分け、その答えを表に記録して再利用するものはどれか。

動的計画法
動的計画法は、部分問題の答えを記録しておき、使い回して全体の答えを求める手法です。 【関連】分割統治法は、問題を分割してそれぞれ解き、結果を合わせます。

先行順せんこうじゅん

問い二分木の走査順のうち、ある節点をまず処理し、次に左の部分木、最後に右の部分木を処理するものはどれか。

先行順
先行順(行きがけ順)は、節点自身を先に処理してから左、右の部分木へ進む走査順です。 【関連】後行順(帰りがけ順)は、左右の部分木を処理した後に節点自身を処理します。

チェイン法ちぇいんほう|ちぇーんほう

問いハッシュ表の衝突の処理方法のうち、同じ位置になったデータを、連結リストでつないで格納するものはどれか。

チェイン法
チェイン法は、ハッシュ値が衝突したデータを連結リストでつないで格納する方法です。 【関連】オープンアドレス法は、表の中の別の空き位置を探して格納します。

ダイクストラ法だいくすとらほう

問いグラフのアルゴリズムのうち、始点からの距離が最小の未確定の頂点を順に確定させ、最短経路を求めるものはどれか。

ダイクストラ法
ダイクストラ法は、始点から近い頂点の順に最短距離を確定させていく最短経路の算法です。 【関連】プリム法は、似た手順で最小全域木を求めます。ダイクストラ法は、負の重みの辺があると正しく求められません。

安定ソートあんていそーと

問い整列アルゴリズムの分類のうち、同じキーを持つ要素どうしの元の並び順が整列後も保たれるものはどれか。

安定ソート
安定ソートは、同じキーを持つ要素どうしの元の順番を整列後も崩さない整列法です。 【関連】内部ソートは、主記憶の中だけで整列する方式のことです。バブルソートやマージソートは安定ソートです。

クラスカル法くらすかるほう

問いグラフのアルゴリズムのうち、重みの小さい辺から順に、閉路ができない限り採用して最小全域木を作るものはどれか。

クラスカル法
クラスカル法は、重みの小さい辺から順に、閉路ができないものを選んで最小全域木を作ります。 【関連】プリム法は、1つの頂点から木を広げていきます。

中間順ちゅうかんじゅん

問い二分木の走査順のうち、まず左の部分木を処理し、次にその節点を処理して、最後に右の部分木を処理するものはどれか。

中間順
中間順(通りがけ順)は、左の部分木、節点自身、右の部分木の順に処理する走査順です。 【関連】後行順は、左、右、節点自身の順に処理します。二分探索木を中間順でたどると、値が小さい順に並びます。

吸収法則きゅうしゅうほうそく

問いブール代数の法則のうち、ある変数と、その変数を含む論理積との論理和が、元の変数に等しくなるものはどれか。

吸収法則は、A+A・B=A のように、AとAかつBの論理和がAになるという法則です。 【関連】べき等法則は、A+A=A のようにAとAの論理和がAになる法則です。

貪欲法どんよくほう

問いアルゴリズムの設計手法のうち、各段階でその時点で最も良く見える選択を繰り返して解を作るものはどれか。

貪欲法
貪欲法は、その時点で最もよい選択を積み重ねる手法です。高速ですが、最適解になるとは限りません。 【関連】最小全域木を求めるクラスカル法は、貪欲法の一例です。

チューリングマシンちゅーりんぐましん

問い計算のモデルのうち、無限に長いテープの記号をヘッドで読み書きしながら状態を移していくものはどれか。

チューリングマシン
チューリングマシンは、無限に長いテープを読み書きしながら状態を変える、計算の理論モデルです。 【関連】有限オートマトンは、有限個の状態のほかに記憶を持ちません。

AVL木えーぶいえるぎ|avlぎ|えーぶいえるき|avlき

問い木構造のうち、どの節点でも左右の部分木の高さの差が1以下になるよう保たれる二分探索木はどれか。

AVL木
AVL木は、どの節点でも左右の部分木の高さの差を1以下に保つ平衡二分探索木です。 【関連】赤黒木は、節点の色の規則によって釣り合いを保ちます。

停止問題ていしもんだい

問い計算理論の問題のうち、任意のプログラムと入力について、それがいつか止まるかどうかを判定する一般的な手順が存在しないと証明されたものはどれか。

停止問題は、プログラムが停止するかを判定する一般的な手順が存在しない、決定不能な問題です(チューリングが証明)。 【関連】巡回セールスマン問題は、時間をかければ解ける(決定可能な)問題です。

プッシュダウンオートマトンぷっしゅだうんおーとまとん

問い計算のモデルのうち、状態の遷移に加えてスタックを一つ使い、文脈自由言語を受理するものはどれか。

プッシュダウンオートマトン
プッシュダウンオートマトンは、有限オートマトンにスタックを加えた計算モデルです。 【関連】テープを読み書きするのはチューリングマシンです。

基数ソートきすうそーと

問い整列アルゴリズムのうち、値どうしを比べずに、下の桁から順に、桁ごとの安定な整列を繰り返すものはどれか。

基数ソート
基数ソートは、下の桁から順に、桁ごとに並べ直していく整列法です。 【関連】分布数え上げソートは、値ごとの個数を数えて並べます。

正規言語せいきげんご

問い形式言語の分類のうち、有限オートマトンで受理できる言語の範囲と一致するものはどれか。

正規言語は、有限オートマトンで受理できる言語(正規表現で表せる言語)です。 【関連】文脈自由言語の受理には、プッシュダウンオートマトンが必要です。