基本情報の用語と解説

基本情報技術者。116 語のうち 51〜100 語目です。答えを隠して、問いから答えを思い出してから読むと、覚えやすくなります。

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NP完全えぬぴーかんぜん|npかんぜん

問い計算の難しさの分類のうち、NPに属し、しかもNPのどの問題も多項式時間でそれに帰着できるものはどれか。

NP完全は、NPに属し、かつNPの中で最も難しい問題の集まりです。 【関連】NP困難は、NP完全と同等以上に難しい問題で、NPに属さなくてもかまいません。

ベルマン・フォード法べるまんふぉーどほう

問いグラフのアルゴリズムのうち、負の重みの辺があっても使え、すべての辺の緩和を繰り返して単一始点からの最短経路を求めるものはどれか。

ベルマン・フォード法
ベルマン・フォード法は、負の重みの辺があっても使える最短経路の算法で、負の閉路も検出できます。 【関連】ダイクストラ法は、負の重みの辺があると正しく求められません。

分枝限定法ぶんしげんていほう

問い解の探索手法のうち、部分問題ごとに解の限界値を見積もり、暫定の最良解を超えられない枝を打ち切るものはどれか。

分枝限定法
分枝限定法は、見積もった限界値(上界・下界)を使い、見込みのない枝を探索から外す手法です。 【関連】バックトラック法は、条件に反した時点で引き返します。

通信路符号化定理つうしんろふごうかていり

問い情報理論の基本定理のうち、伝送速度が通信路容量を下回っていれば、適切な符号で誤り率をいくらでも小さくできるものはどれか。

通信路符号化定理(シャノンの第2定理)は、伝送速度が通信路容量を下回れば、符号化で誤り率をいくらでも小さくできると示します。 【関連】情報源符号化定理は、データ圧縮の限界を示します。

ワーシャル・フロイド法わーしゃるふろいどほう

問いグラフのアルゴリズムのうち、経由してよい頂点を一つずつ増やし、すべての頂点の組の最短距離を表で更新していくものはどれか。

ワーシャル・フロイド法(フロイド・ワーシャル法)は、すべての頂点の組について最短距離をまとめて求める算法です。 【関連】ダイクストラ法は、1つの始点からの最短距離を求めます。

論理和ろんりわ

問い論理演算のうち、2つの入力が両方とも0のときだけ出力が0になるものはどれか。

論理和
論理和(OR)は、2つの入力のどちらか一方でも1なら出力が1になります。 【関連】論理積(AND)は、両方が1のときだけ出力が1になります。

標本化ひょうほんか

問いアナログ信号をディジタルにする手順で、一定の時間の間隔ごとに信号の値を取り出す処理はどれか。

標本化
標本化(サンプリング)は、アナログ信号を一定の時間間隔で区切って値を取り出すことです。 【関連】量子化は、取り出した値を段階的な数値に丸めることです。

ユークリッドの互除法ゆーくりっどのごじょほう

問い数を扱うアルゴリズムのうち、2つの整数の大きい方を小さい方で割り、その余りで割ることを繰り返し、最大公約数を求めるものは?(「〜の互除法」の形で)

ユークリッドの互除法
ユークリッドの互除法は、割り算の余りで割ることを繰り返して最大公約数を求める方法です。 【関連】エラトステネスのふるいは、素数を探す方法です。

NASnas

問いストレージの形態のうち、LANに直接つないで、複数の端末からファイル単位で共有できるものはどれか。

NAS
NASは、LANに直接つないで使うファイル共有用の記憶装置です。 【関連】SANは、専用のネットワークでブロック単位の読み書きを行います。

MTTRmttr

問いシステムの評価に使う時間の指標のうち、故障してから修理が終わり、再び使えるようになるまでの平均時間はどれか。

MTTR
MTTR(平均修復時間)は、故障の修理にかかる時間の平均です。短いほど保守性が高いといえます。 【関連】MTBFは、故障から次の故障までの平均稼働時間です。

ライブマイグレーションらいぶまいぐれーしょん

問いサーバの仮想化の技術で、動いている仮想マシンを止めずに、別の物理サーバへ移すものはどれか。

ライブマイグレーション
ライブマイグレーションは、仮想マシンを稼働させたまま別の物理サーバへ移す技術です。 【関連】P2Vは、物理サーバを仮想マシンに移し替えることです。

CPUcpu

問いコンピュータの装置のうち、命令を取り出して解読し、各装置を制御しながら演算を行う中心的な装置はどれか。

CPU
CPU(中央処理装置)は、命令を解読して演算と制御を行う、コンピュータの中心となる装置です。 【関連】主記憶装置は、プログラムやデータを置く場所です。

主記憶装置しゅきおくそうち

問い記憶装置のうち、実行するプログラムやデータを読み込んでおく場所で、一般にDRAMで作られ、電源を切ると内容が消えるものはどれか。

主記憶装置
主記憶装置(メインメモリ)は、実行中のプログラムやデータを置く記憶装置です。電源を切ると内容は消えます。 【関連】補助記憶装置は、電源を切っても内容が残ります。

キャッシュメモリきゃっしゅめもり

問いメモリに関する仕組みのうち、CPUと主記憶の速度の差を埋めるため、よく使うデータを置いておく、高速で小容量のものはどれか。

キャッシュメモリ
キャッシュメモリは、CPUと主記憶の間に置く高速なメモリで、速度の差を埋めます。 【関連】ディスクキャッシュは、主記憶と補助記憶の間に置きます。

OSos

問いソフトウェアのうち、ハードウェアや記憶領域を管理し、アプリケーションに共通の機能を提供する基本ソフトウェアはどれか。

OS(オペレーティングシステム)は、ハードウェアや資源を管理する基本ソフトウェアです。 【関連】ミドルウェアは、OSとアプリケーションの間で機能を補います。

デバイスドライバでばいすどらいば|でばいすどらいばー

問いソフトウェアのうち、プリンタなどの周辺機器をOSから使えるようにするため、機器ごとに用意される制御用のものはどれか。

デバイスドライバは、OSと周辺機器の間を取り持ち、機器を制御するソフトウェアです。 【関連】ファームウェアは、機器の中に組み込まれたソフトウェアです。

プラグアンドプレイぷらぐあんどぷれい

問い周辺機器の接続に関する機能のうち、機器をつなぐだけでOSが自動で認識し、ドライバの組込みなどの設定をしてくれるものはどれか。

プラグアンドプレイは、周辺機器を接続するだけで、OSが自動的に設定まで済ませる機能です。 【関連】ホットプラグは、電源を入れたまま抜き差しできることです。

冗長化じょうちょうか

問いシステム構成の考え方のうち、装置を二重にするなど予備を持たせておき、一部が壊れても動き続けられるようにすることを何というか。

冗長化は、予備の機器や経路を用意しておき、故障しても止まらないように備えることです。 【関連】分散処理は、仕事を複数のコンピュータに分けて処理する形態です。

RAIDraid

問いディスク装置に関する技術のうち、複数のディスクを組み合わせて1台のように扱い、速度や信頼性を高めるものはどれか。

RAID
RAIDは、複数のディスクを束ねて1台のように扱い、速度や信頼性を高める技術です。 【関連】NASは、ネットワークにつないで共有する記憶装置です。

SSDssd

問い補助記憶装置のうち、磁気ディスクを使わず、フラッシュメモリに記録し、HDDより速く読み書きできるものはどれか。

SSDは、フラッシュメモリに記録する補助記憶装置で、可動部がないため高速です。 【関連】磁気テープは安価ですが、先頭から順に読み書きします。

マルチタスクまるちたすく

問い処理の仕組みのうち、複数のプログラムを短い時間で切り替えながら実行し、同時に動いているように見せるものはどれか。

マルチタスク
マルチタスクは、CPUが処理を短時間で切り替え、複数の処理を見かけ上同時に進めることです。 【関連】マルチコアは、複数のコアで実際に同時に処理できる構造です。

クロック周波数くろっくしゅうはすう

問いCPUの性能を表す指標のうち、動作の基準となる信号が1秒間に刻まれる回数を表し、GHzなどの単位で示すものはどれか。

クロック周波数
クロック周波数は、CPUの動作の基準となる信号の速さで、GHzなどの単位で表します。 【関連】MIPSは、1秒間に実行できる命令の数(百万単位)です。

DRAMdram

問い半導体メモリのうち、コンデンサに電荷をためて記憶するため、定期的なリフレッシュが必要で、主記憶に使われるものはどれか。

DRAM
DRAMは、電荷で記憶し、電荷が漏れるため定期的なリフレッシュが必要なメモリです。 【関連】SRAMは、フリップフロップ回路で記憶するのでリフレッシュが不要です。

HDMIhdmi

問い入出力インタフェースのうち、映像と音声を1本のケーブルでデジタル伝送し、テレビやディスプレイの接続に広く使われるものはどれか。

HDMIは、映像と音声を1本のケーブルでまとめてデジタル伝送する規格です。 【関連】VGAは、映像だけをアナログで送る古い規格です。

MTBFmtbf

問いシステムの信頼性を表す指標のうち、修理して動き出してから、次に故障するまでの平均的な時間を表すものはどれか。

MTBF
MTBF(平均故障間隔)は、故障から次の故障までの平均稼働時間で、長いほど壊れにくいといえます。 【関連】MTTRは、修理にかかる平均時間です。MTBFのBはBetween(故障と故障の間)です。

フェールセーフふぇーるせーふ|ふぇいるせーふ

問い信頼性設計の考え方のうち、故障が起きたとき、システムを安全な側に止めるなどして、被害が広がらないようにするものはどれか。

フェールセーフ
フェールセーフは、故障が起きたときに、システムを安全な側に倒して停止させる考え方です。 【関連】フェールソフトは、機能を落としてでも動かし続ける考え方です。例:信号機が故障したら赤を表示させて車を止めます。

SRAMsram

問い半導体メモリのうち、フリップフロップ回路で記憶し、リフレッシュが不要で高速なため、キャッシュメモリに使われるものはどれか。

SRAM
SRAMは、高速ですが高価で容量を大きくしにくいため、キャッシュメモリに使われます。 【関連】DRAMは、安価で大容量なので主記憶に使われます。

フールプルーフふーるぷるーふ

問い信頼性設計の考え方のうち、利用者が誤った操作をしても、危険な動きにならないように、あらかじめ仕組みを作っておくものはどれか。

フールプルーフは、人は誤操作するものという前提で、誤った操作ができないようにする工夫です。 【関連】フェールセーフは、故障時に安全側で止める考え方です。例:ふたを閉めないと回らない洗濯機です。

仮想記憶かそうきおく

問い記憶管理の仕組みのうち、補助記憶の一部を主記憶のように使い、実際の主記憶より大きなプログラムを動かせるようにするものはどれか。

仮想記憶
仮想記憶は、補助記憶の一部を使い、主記憶の容量を実際より大きく見せる仕組みです。 【関連】ディスクキャッシュは、ディスクの読み書きを速める仕組みです。

スループットするーぷっと

問いシステムの性能を表す用語のうち、単位時間あたりにどれだけの仕事を処理できるかという、処理の量を表すものはどれか。

スループットは、単位時間あたりに処理できる仕事の量です。 【関連】レスポンスタイムは、入力し終えてから応答が返り始めるまでの時間です。

ミラーリングみらーりんぐ

問いRAID1の別名

ミラーリング
ミラーリングはRAID1の別名で、同じデータを2台のディスクに書き込んで信頼性を高めます。 【関連】ストライピング(RAID0)は、データを分けて複数台に書き、速度を高めます。

プログラムカウンタぷろぐらむかうんた|ぷろぐらむかうんたー

問いCPUのレジスタのうち、次に実行する命令が格納されている主記憶のアドレスを保持するものはどれか。

プログラムカウンタ
プログラムカウンタは、次に実行する命令が入っている主記憶の番地を保持するレジスタです。 【関連】命令レジスタは、読み出した命令そのものを保持します。

RISCrisc

問いCPUの設計方式のうち、命令の種類を少なく単純にし、長さもそろえて、パイプライン処理で速く実行しやすくしたものはどれか。

RISCは、単純で長さのそろった命令に絞り、パイプラインで高速に実行する方式です。 【関連】CISCは、複雑で高機能な命令を多く持つ方式です。

MIPSmips

問いコンピュータの処理性能を表す単位のうち、1秒間に実行できる命令の数を、百万を単位として表すものはどれか。

MIPSは、1秒間に何百万個の命令を実行できるかを表す性能の指標です。 【関連】FLOPSは、1秒間あたりの浮動小数点演算の回数です。

スケールアウトすけーるあうと

問いシステムの規模の変え方のうち、処理能力を高めるため、サーバの台数を増やして、処理を分散させるものはどれか。

スケールアウト
スケールアウトは、サーバの台数を増やして処理能力を高める方法です。 【関連】スケールアップは、サーバ1台の性能を上げる方法です。

デュプレックスシステムでゅぷれっくすしすてむ

問いシステム構成のうち、本番の処理をする主系と、ふだんは待機する従系を用意し、故障したら従系に切り替えるものはどれか。

デュプレックスシステム
デュプレックスシステムは、主系で処理し、障害時に待機している従系へ切り替える構成です。 【関連】デュアルシステムは、2系統で同じ処理を行い、結果を照合します。

パイプラインぱいぷらいん

問いCPUの高速化の手法のうち、命令の実行を複数の段階に分け、段階ごとに少しずつずらしながら重ねて処理するものはどれか。

パイプライン
パイプラインは、命令の処理を段階に分け、少しずつずらして流れ作業のように並行して進める方式です。 【関連】スーパースカラは、パイプラインを複数並べて同時に進めます。

ページング方式ぺーじんぐほうしき

問い記憶管理の方式のうち、プログラムを決まった大きさの単位に分けて、その単位で主記憶と補助記憶の間でやり取りするものはどれか。

ページング方式
ページング方式は、プログラムを固定長のページ単位に分けて、主記憶と補助記憶の間で出し入れする方式です。 【関連】セグメント方式は、意味のまとまりごとの可変長で扱います。

ラウンドロビン方式らうんどろびんほうしき

問いスケジューリングの方式のうち、一定の時間ずつ順番にCPUを割り当て、時間を使い切ったら次のプロセスに切り替えるものはどれか。

ラウンドロビン方式
ラウンドロビン方式は、一定の持ち時間(タイムクウォンタム)ごとに、実行するプロセスを順番に切り替える方式です。 【関連】到着順方式は、来た順に最後まで実行します。

フォールトトレランスふぉーるととれらんす

問い信頼性設計の考え方のうち、部品の一部が故障しても、冗長な構成などによって、システム全体として正常に動き続けるようにするものはどれか。

フォールトトレランス
フォールトトレランスは、構成要素が故障してもシステム全体は正常に動き続けるようにする考え方です。 【関連】フェールソフトは、機能を落として動かし続けます。

ハイブリッドクラウドはいぶりっどくらうど

問いクラウドの導入形態のうち、自社専用に作ったクラウドと、多くの利用者が共有するクラウドを、組み合わせて使うものはどれか。

ハイブリッドクラウド
ハイブリッドクラウドは、自社専用のプライベートクラウドと、共用のパブリッククラウドを組み合わせて使う形態です。 【関連】コミュニティクラウドは、特定の組織の集まりで共有します。

LRUlru

問いページ置換えのアルゴリズムのうち、最後に参照されてから、最も長い時間がたったページを追い出すものはどれか。

LRU
LRUは、最後に参照されてから最も長い時間がたったページを追い出すページ置換え方式です。 【関連】LFUは、参照された回数が最も少ないページを追い出します。

フェールオーバふぇーるおーば|ふぇーるおーばー|ふぇいるおーば|ふぇいるおーばー

問いクラスタ構成などで、稼働中のサーバに障害が起きたとき、その処理を待機しているサーバへ自動的に引き継ぐことを何というか。

フェールオーバ
フェールオーバは、障害時に処理を待機系へ自動的に引き継ぐことです。 【関連】フェールバックは、復旧した元のシステムへ処理を戻すことです。

ライトスルー方式らいとするーほうしき

問いキャッシュメモリの書込み方式のうち、CPUがデータを書き込むとき、キャッシュと同時に主記憶にも書き込むものはどれか。

ライトスルー方式
ライトスルー方式は、書込みのたびにキャッシュと主記憶の両方に書くため、内容が常に一致します。 【関連】ライトバック方式は、追い出すときにまとめて主記憶へ書きます。

DMA方式でぃーえむえーほうしき|dmaほうしき

問い入出力の制御方式のうち、CPUを介さずに、専用の制御回路が周辺装置と主記憶の間で、直接データを転送するものはどれか。

DMA方式
DMA方式は、CPUを介さずに、入出力装置と主記憶の間で直接データを転送する方式です。 【関連】プログラム制御方式は、CPUがデータ転送を行います。

RAID5raid5

問いRAIDの方式のうち、データを複数のディスクに分けて書き、パリティも1組だけ各ディスクに分散して置くものはどれか。

RAID5
RAID5は、データとパリティを複数のディスクに分散して書き込む方式です。 【関連】RAID4は、パリティを専用のディスク1台にまとめます。RAID6はパリティを2組持ち、ディスク2台の故障まで耐えられます。

SIMDsimd

問い並列処理の分類のうち、1つの命令で複数のデータに同じ演算を同時に行い、画像や音声の処理に向くものはどれか。

SIMD
SIMDは、1つの命令で複数のデータを同時に処理する方式です。 【関連】MIMDは、複数の命令がそれぞれ別のデータを処理します。

スラッシングすらっしんぐ

問い記憶管理で起こる現象のうち、主記憶が足りずにページの入れ替えがひんぱんに起こり、処理がほとんど進まなくなるものはどれか。

スラッシング
スラッシングは、ページの入れ替えが頻発して、本来の処理がほとんど進まなくなる状態です。 【関連】ページフォールトは、必要なページが主記憶にないことです。

ホットスタンバイほっとすたんばい

問い障害に備える構成のうち、待機系でも同じシステムを起動してデータも同期させておき、障害時にすぐ切り替えられるものはどれか。

ホットスタンバイ
ホットスタンバイは、待機系もあらかじめ起動しておくため、障害時に素早く切り替えられる方式です。 【関連】コールドスタンバイは、障害が起きてから待機系を起動します。

コンテナ型こんてながた

問い仮想化の方式のうち、ホストOSのカーネルを共有しながら、アプリケーションの実行環境を隔離して動かすものはどれか。

コンテナ型
コンテナ型の仮想化は、ホストOSのカーネルを共有するため、軽量で起動も速い方式です。 【関連】ハイパーバイザ型は、仮想マシンごとにゲストOSを動かします。