難読漢字の用語と解説
読めそうで読めない漢字。400 語のうち 251〜300 語目です。答えを隠して、問いから答えを思い出してから読むと、覚えやすくなります。
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鮎並あいなめ
問い「鮎並」の読みは?(岩場にすむ白身の海の魚)
岩の多い浅い海にすむ白身の魚で、煮付けなどにするよ。体つきが鮎に似ていることから「鮎並」「鮎魚女」と書くんだ。
鰰はたはた
問い「鰰」の読みは?(秋田県の県魚)
秋田県の県魚で、冬の雷が鳴るころにとれるので「鱩」とも書くよ。魚へんに「神」は、雷(神鳴り)と結びつけたとも、神の恵みの魚だからともいわれるんだ。
皮剥かわはぎ
問い「皮剥」の読みは?(おちょぼ口の平たい海の魚)
かたい皮をはいでから料理するので「皮剥」と書く魚だよ。おちょぼ口が特徴で、肝が特においしいことで知られるんだ。
鯑かずのこ
問い「鯑」の読みは?(おせち料理に入る魚の卵)
ニシンの卵を塩漬けにしたり干したりしたものだよ。たくさんの卵から子孫繁栄を願う、おせち料理に欠かせない縁起物なんだ。
鱧はも
問い「鱧」の読みは?(京都の夏に欠かせない細長い魚)
京都の夏、祇園祭のころに欠かせない細長い魚だよ。小骨が多いので、皮を切らずに細かく包丁を入れる「骨切り」をして食べるんだ。
魴鮄ほうぼう
問い「魴鮄」の読みは?(胸びれを広げて海底を歩く魚)
大きな胸びれを広げ、その下の指のような部分で海底を歩くように進む魚だよ。浮き袋を使って「グーグー」と鳴くこともあるんだ。
虎魚おこぜ
問い「虎魚」の読みは?(背びれに毒のとげをもつ魚)
背びれのとげに毒がある、ごつごつした顔の魚だよ。見た目はこわいが、から揚げやお吸い物にすると上品な白身でおいしいんだ。
鯒こち
問い「鯒」の読みは?(頭が平たく海底の砂にひそむ魚)
平たい頭と体で、海底の砂にひそんでいる魚だよ。夏が旬の白身魚で、薄造りや洗いにしておいしく食べるんだ。
細魚さより
問い「細魚」の読みは?(下あごが長く突き出た細長い魚)
下あごが長く突き出した、細長い銀色の海の魚だよ。春が旬で、すらりとした姿から「細魚」とも「針魚」とも書くんだ。
魳かます
問い「魳」の読みは?(するどい歯の細長い海の魚)
するどい歯をもつ細長い海の魚で、塩焼きや干物にするとおいしいよ。「魣」とも書き、秋が旬なんだ。
翌檜あすなろ
問い「翌檜」の読みは?(ヒノキに似た木)
「明日は檜になろう」と願う木という言い伝えから「あすなろ」と呼ばれるよ。ヒノキによく似ているが、別の種類の木なんだ。
合歓木ねむのき|ねぶのき|ねむ
問い「合歓木」の読みは?(夏に桃色のふわふわした花が咲く木)
夜になると葉を閉じて眠るように見えるので「ねむのき」と呼ぶよ。葉が寄り合う様子を仲のよい夫婦に見立て、「合歓」の字を当てたんだ。
女郎花おみなえし|おみなめし
問い「女郎花」の読みは?(秋の七草で黄色い花)
秋の七草の一つで、小さな黄色い花をたくさん咲かせるよ。白い花の「男郎花(おとこえし)」と対になる名前なんだ。
石楠花しゃくなげ
問い「石楠花」の読みは?(ツツジの仲間の花木)
初夏に枝先へ大きな花を集めて咲かせる、ツツジの仲間の木だよ。山に自生するものが多く、葉には毒があるんだ。
杜若かきつばた
問い「杜若」の読みは?(水辺に咲くアヤメの仲間)
水辺に紫の花を咲かせるアヤメの仲間だよ。「いずれ菖蒲か杜若」は、どちらも美しくて選べないという意味なんだ。
馬酔木あせび|あしび
問い「馬酔木」の読みは?(春に白いつぼ形の花をつける木)
葉に毒があり、馬が食べると酔ったようにふらつくことから「馬酔木」と書くよ。春に白い小さなつぼ形の花をたくさんつけるんだ。
金雀枝えにしだ
問い「金雀枝」の読みは?(初夏に黄色い蝶形の花が咲く低い木)
初夏に黄色い蝶のような形の花をたくさん咲かせる低い木だよ。オランダ語の呼び名がもとで、「金雀児」とも書くんだ。
狗尾草えのころぐさ
問い「狗尾草」の読みは?(「ねこじゃらし」の正式な名前)
夏から秋に、ふさふさした穂をつける道ばたの草だよ。穂が子犬(えのころ)のしっぽに似ているので「狗尾草」と書くんだ。
枳殻からたち|きこく
問い「枳殻」の読みは?(とげのある生け垣の木)
春に白い花が咲き、枝に鋭いとげがある木だよ。北原白秋の詩「からたちの花」で知られ、生け垣にも使われるんだ。
蕺草どくだみ
問い「蕺草」の読みは?(日かげに生えるにおいの強い薬草)
日かげに生える、強いにおいのある草だよ。いろいろな病気に効くとされて「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれ、乾かしてお茶にするんだ。
乾瓢かんぴょう
問い「乾瓢」の読みは?(のり巻きの具にする干したもの)
ユウガオの実を細長くむいて干した食べものだよ。のり巻きの具でおなじみで、栃木県が全国一の産地なんだ。
雁擬がんもどき
問い「雁擬」の読みは?(豆腐を揚げた食べもの)
くずした豆腐に野菜などを混ぜて油で揚げた食べものだよ。味を雁(がん)の肉に似せたことから「雁擬き」と名づけられたといわれるんだ。
善哉ぜんざい
問い「善哉」の読みは?(小豆を甘く煮た食べもの)
小豆を甘く煮て、もちや白玉を入れた食べものだよ。仏教の言葉で「よきかな(すばらしい)」という意味の「善哉」が名の由来とされるんだ。
求肥ぎゅうひ
問い「求肥」の読みは?(もちもちした和菓子の生地)
白玉粉などに砂糖や水あめを加えて練った、やわらかい和菓子の生地だよ。もちに似ているが、時間がたっても固くなりにくいんだ。
落雁らくがん
問い「落雁」の読みは?(型で固めた干菓子)
米などの粉に砂糖を混ぜ、型に押して固めて乾かした干菓子だよ。お盆のお供え物によく使われ、口の中でさらりととけるんだ。
薇ぜんまい
問い「薇」の読みは?(うずまき形の若葉を食べる山菜)
若い葉がうずまきの形に巻いた山菜で、干して煮物にすることが多いよ。うずまき形のばね「発条(ぜんまい)」の名はこの形からなんだ。
甘藍かんらん
問い「甘藍」の読みは?(キャベツの和名)
キャベツの和名だよ。葉が重なって球のように巻く野菜で、明治時代から日本で広く作られるようになったんだ。
皮蛋ぴーたん
問い「皮蛋」の読みは?(アヒルの卵で作る中国の食べもの)
アヒルの卵を、灰や石灰などを混ぜた泥で包んで熟成させた中国の食べものだよ。白身が黒っぽいゼリーのようになるんだ。
御強おこわ
問い「御強」の読みは?(もち米を蒸したご飯)
もち米を蒸して作るご飯で、小豆を入れれば赤飯になるよ。ふつうのご飯よりかたい「強飯(こわめし)」を、女房言葉で「御強」と呼んだんだ。
雪花菜おから|きらず
問い「雪花菜」の読みは?(豆腐を作るときに残るもの)
豆腐を作るとき、豆乳をしぼったあとに残るものだよ。白く細かい様子を雪の花に見立てた字で、「卯の花」とも呼ばれるんだ。
簪かんざし
問い「簪」の読みは?(日本髪にさす髪かざり)
日本髪にさす髪かざりで、花や玉の飾りが付いたものが多いよ。「髪挿し(かみさし)」が変化した言葉といわれるんだ。
半纏はんてん
問い「半纏」の読みは?(着物の上にはおる短い上着)
着物の上にはおる、えりを折り返さない短い上着だよ。綿を入れた冬用の「綿入れ半纏」や、職人や祭りで着る「印半纏」があるんだ。
鉋かんな
問い「鉋」の読みは?(木の表面を削る大工道具)
刃を台に仕込み、木の表面を薄く削って平らにする大工道具だよ。押して削る西洋式と違い、日本式は手前に引いて使うんだ。
杓文字しゃもじ
問い「杓文字」の読みは?(ご飯をよそう道具)
ご飯をよそう道具だよ。「杓子(しゃくし)」の「しゃ」に「もじ」を付けた、宮中の女性たちの言葉(女房言葉)から生まれた言い方なんだ。
擂粉木すりこぎ
問い「擂粉木」の読みは?(すり鉢で使う棒)
すり鉢の中でごまなどをすりつぶすのに使う木の棒だよ。山椒(さんしょう)の木で作ったものがよいとされるんだ。
轆轤ろくろ
問い「轆轤」の読みは?(焼き物の形を作る回転台)
粘土をのせて回し、茶わんなど丸い器の形を作る回転台だよ。重い物を引き上げる滑車も同じ名で呼ぶんだ。
雪洞ぼんぼり
問い「雪洞」の読みは?(ひな人形に飾る小さな明かり)
紙や絹のおおいをつけた小さな明かりだよ。ひな人形の左右に一対で飾る明かりとしておなじみなんだ。
長押なげし
問い「長押」の読みは?(和室の柱の間に渡した横木)
和室の柱と柱の間に、鴨居(かもい)の上で横に渡した木材だよ。ハンガーをかけたり額を飾ったりするのに使われるんだ。
螺子ねじ
問い「螺子」の読みは?(回してしめつける部品)
回して差しこみ、物をしめつけてとめる部品だよ。「螺」は巻き貝のことで、らせん状のみぞを巻き貝に見立てた字なんだ。
衝立ついたて
問い「衝立」の読みは?(部屋を仕切る家具)
部屋の仕切りや目かくしのために立てる家具だよ。一枚の板を台に立てて使うもので、折りたためる屏風とは違うんだ。
東風こち
問い「東風」の読みは?(春に吹く風。ひらがな2文字で)
春に東から吹く風を表す2文字の和語だよ。菅原道真の「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花」の歌で知られる、春の季語なんだ。
朔日ついたち|さくじつ
問い「朔日」の読みは?(月のはじめの日)
月の第一日のことで、「一日」とも書くよ。「月立ち(つきたち)」が変化した言葉で、「朔」は新月を表すんだ。
霰あられ
問い「霰」の読みは?(空から降る直径5mm未満の氷の粒)
雪の粒に水滴が凍りついてできた、直径5mm未満の氷の粒だよ。5mm以上のものは「雹(ひょう)」と呼んで区別するんだ。
野分のわき|のわけ
問い「野分」の読みは?(秋に吹く強い風)
秋に吹く強い風で、今でいう台風のことだよ。野の草を吹き分ける風という意味で、『源氏物語』の巻の名にもなっているんだ。
細雪ささめゆき
問い「細雪」の読みは?(細かく降る雪)
細かく、まばらに降る雪のことだよ。谷崎潤一郎が大阪の四姉妹を描いた長編小説の題名としても有名なんだ。
東雲しののめ
問い「東雲」の読みは?(夜明けの空)
東の空がわずかに明るくなる夜明けのころだよ。昔の家の明かり取りの「篠の目」から来た言葉といわれ、「曙(あけぼの)」に近い意味なんだ。
颪おろし
問い「颪」の読みは?(山から吹き下ろす風)
山から吹き下ろす冷たい風だよ。「六甲颪」「赤城颪」のように山の名を付けて呼び、山と風を組み合わせて日本で作られた字なんだ。
山背やませ
問い「山背」の読みは?(東北地方に吹く冷たい風)
初夏から夏に、東北地方の太平洋側へ吹く冷たく湿った風だよ。長く続くと稲が育たず、冷害を起こすんだ。
逢魔時おうまがとき|おうまがどき
問い「逢魔時」の読みは?(夕方の薄暗いころ)
夕方の薄暗くなるころで、魔物に出会いやすい時間とされたよ。もとは「大禍時(おおまがとき)」で、大きなわざわいが起こる時という意味なんだ。
雨催いあまもよい|あめもよい
問い「雨催い」の読みは?(今にも雨が降りそうな空)
今にも雨が降り出しそうな空の様子だよ。「催い(もよい)」はそうなりそうな気配という意味で、「雪催い」という言葉もあるんだ。