難読漢字の用語と解説

読めそうで読めない漢字。400 語のうち 301〜350 語目です。答えを隠して、問いから答えを思い出してから読むと、覚えやすくなります。

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等々力とどろき

問い「等々力」の読みは?(東京都世田谷区の地名)

東京都世田谷区の地名で、都内では珍しい渓谷「等々力渓谷」があるよ。滝の音がとどろいたことが名の由来といわれるんだ。

倶知安くっちゃん

問い「倶知安」の読みは?(北海道の町)

北海道南西部、羊蹄山(ようていざん)のふもとの町だよ。アイヌ語の地名に漢字を当てたもので、スキー場で世界から人が集まるんだ。

太秦うずまさ

問い「太秦」の読みは?(京都市の地名)

京都市右京区の地名で、映画の撮影所や映画村があるよ。古代に渡来系の秦(はた)氏が住んだ土地で、広隆寺もあるんだ。

福生ふっさ

問い「福生」の読みは?(東京都の市)

東京都西部、多摩川沿いの市だよ。アメリカ軍の横田基地があり、街にはアメリカ風の店も並んでいるんだ。

御徒町おかちまち

問い「御徒町」の読みは?(東京都の地名)

東京の上野の南にある地名で、JRの駅もあるよ。江戸時代、徒歩で将軍の警護をした下級武士「御徒(おかち)」が住んでいたことが由来なんだ。

酒々井しすい

問い「酒々井」の読みは?(千葉県の町)

千葉県印旛郡の町だよ。井戸から酒がわき出たという言い伝えが、町の名の由来とされているんだ。

匝瑳そうさ

問い「匝瑳」の読みは?(千葉県の市)

千葉県北東部、九十九里浜に面した市だよ。奈良時代からある古い郡の名前を受けついだ地名なんだ。

放出はなてん

問い「放出」の読みは?(大阪市の地名)

大阪市鶴見区の地名で、JRの駅もあるよ。由来には諸説あり、関西でも指折りの難読地名なんだ。

及位のぞき

問い「及位」の読みは?(山形県の地名)

山形県真室川町の地名で、JR奥羽本線の駅もあるよ。崖からのぞきこむ修行をした者が位を授かった、という言い伝えがあるんだ。

主計町かずえまち

問い「主計町」の読みは?(石川県金沢市の茶屋街)

金沢市の浅野川沿いにある茶屋街だよ。加賀藩士の富田主計(かずえ)の屋敷があったことが名の由来とされるんだ。

啜るすする

問い「啜る」の読みは?(麺などを吸いこむように食べる)

汁物や麺を、息と一緒に吸いこむように口に入れることだよ。「そばを啜る」のほか、「鼻を啜る」のようにも使うんだ。

胡坐あぐら|こざ

問い「胡坐」の読みは?(両足を前で組んで座る座り方)

両足を前で組んで楽に座る座り方だよ。「胡坐をかく」は、努力せずにいい気になっているという意味にも使うんだ。

蔓延るはびこる

問い「蔓延る」の読みは?(悪いものなどが広がる)

草木がのび広がること、また悪いものが勢いを増して広がることだよ。病気が広がる「蔓延(まんえん)」と同じ字を使うんだ。

呆気ないあっけない

問い「呆気ない」の読みは?(思ったより簡単で物足りない様子)

思っていたより簡単に終わって、物足りない様子だよ。「呆気」は当て字で、「試合が呆気なく終わった」のように使うんだ。

胡散臭いうさんくさい

問い「胡散臭い」の読みは?(あやしい様子)

なんとなくあやしくて、信用できない様子だよ。「胡散」は当て字で、「うさん」には「疑わしい」という意味があるんだ。

燥ぐはしゃぐ

問い「燥ぐ」の読みは?(うかれてさわぐ)

調子にのって、うかれてさわぐことだよ。「子どもたちが雪に燥ぐ」のように使い、「燥」はふつう「乾燥」の「そう」と読む字なんだ。

擡げるもたげる

問い「擡げる」の読みは?(頭などを持ち上げる)

重いものや頭を持ち上げることだよ。「不安が頭を擡げる」のように、隠れていた考えや気持ちが表に出てくる意味でも使うんだ。

屯するたむろする

問い「屯する」の読みは?(仲間が集まってたまる)

仲間が一か所に集まって、たまっていることだよ。もとは兵士が集まって守る「屯所(とんしょ)」の「屯」なんだ。

擽るくすぐる|こそぐる

問い「擽る」の読みは?(肌にふれてこそばゆくさせる)

肌を軽くさわって、むずむずと笑いたくさせることだよ。「心を擽る」のように、気持ちをうまく刺激する意味でも使うんだ。

烏滸がましいおこがましい

問い「烏滸がましい」の読みは?(身のほど知らずで出すぎた様子)

身のほど知らずで、出すぎた様子だよ。「烏滸(おこ)」はばかげたことという意味で、「おこがましいお願いですが」のように使うんだ。

膃肭臍おっとせい

問い「膃肭臍」の読みは?(海の動物)

アイヌ語の名を中国で「膃肭」と音で写し、その「臍」と呼ばれた部分を干したものが薬にされたことから、動物の名前になったよ。北の海にすむアシカの仲間なんだ。

鶚みさご

問い「鶚」の読みは?(鳥・一字で)

魚をとるタカの仲間で、水面に急降下して足で魚をつかむよ。「鶚」は中国での名前を当てた字。海岸や湖の近くにすみ、「うおたか(魚鷹)」とも呼ばれたんだ。

信天翁あほうどり

問い「信天翁」の読みは?(海鳥)

中国名を当てた書き方。陸では動きが鈍く、人を恐れずに簡単に捕まったので「あほう」と呼ばれたといわれるよ。翼を広げると2メートルを超える大きな海鳥なんだ。

竈馬かまどうま

問い「竈馬」の読みは?(虫)

台所のかまどの周りによくいて、跳ねる姿や顔つきが馬に似ることからこの名だよ。羽が無く、長い触角と太い後ろあしで大きく跳ねる。「便所こおろぎ」とも呼ばれるんだ。

金糸雀かなりあ|かなりや

問い「金糸雀」の読みは?(鳥)

中国名を当てた字で、金色の糸のような黄色い羽の、雀に似た小鳥を表すよ。原産地のカナリア諸島から名前が付いた。昔は炭鉱で毒ガスを知らせる役もしたんだ。

樹懶なまけもの

問い「樹懶」の読みは?(動物)

「懶」は怠けるという意味の字。木にぶら下がってほとんど動かずに暮らすので「木の怠け者」と書くよ。中南米の森にすみ、木から下りるのは週に一度ほどなんだ。

浮塵子うんか

問い「浮塵子」の読みは?(虫)

稲の汁を吸う小さな虫。群れで飛ぶ様子が宙に浮かぶ塵のようだからこの字だよ。海を越えて大陸から飛んで来ることもあり、大発生して稲を枯らす害虫として恐れられたんだ。

鷦鷯みそさざい

問い「鷦鷯」の読みは?(鳥)

日本の鳥の中でもとても小さく、体に似合わない大きな声でさえずるよ。漢名をそのまま当てた書き方なんだ。茶色の地味な体で、短い尾をぴんと立てるのが特徴だよ。

儒艮じゅごん

問い「儒艮」の読みは?(海の動物)

マレー語の名前に漢字の音を当てた書き方。海草を食べる海の哺乳類で、人魚伝説のもとになったともいわれるよ。ゾウに近い仲間で、日本では沖縄の海で見られてきたんだ。

鸛こうのとり

問い「鸛」の読みは?(鳥・一字で)

白い体と黒い風切り羽の大きな鳥。日本の野生のものは一度絶えたが、兵庫県豊岡市などで人工飼育から野に戻されたよ。くちばしをカタカタ鳴らして合図するんだ。

鱶ふか

問い「鱶」の読みは?(魚・一字で)

大きなサメの、主に西日本などでの呼び名。ひれを干したものは中国料理の高級食材「ふかひれ」になるよ。身はかまぼこなどの練り物の材料にもなるんだ。

鱏えい

問い「鱏」の読みは?(魚・一字で)

平たいひし形の体と長い尾をもつ魚。「鱝」とも書くよ。サメに近い仲間で、アカエイのように尾に毒のとげをもつ種類もいるから、海で出会ったら注意が必要なんだ。

柳葉魚ししゃも

問い「柳葉魚」の読みは?(魚)

アイヌ語の「スス(柳)ハム(葉)」が名のもと。柳の葉が川に落ちて魚になったという伝説があるよ。北海道の川に上る魚なんだ。

魬はまち

問い「魬」の読みは?(魚・一字で)

ブリの若いもの。大きさで名前が変わる出世魚で、主に関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと呼び名が変わるよ。養殖のブリをハマチと呼ぶこともあるんだ。

蝦蛄しゃこ

問い「蝦蛄」の読みは?(海の生きもの)

エビに似た海の生きもの。カマキリのような鎌形の前あしで、すばやく獲物を捕まえるよ。ゆでると紫がかった色になり、すしだねとして食べられるんだ。

氷下魚こまい

問い「氷下魚」の読みは?(魚)

冬の北海道で、凍った海の氷に穴を開けて釣ることから「氷の下の魚」と書くよ。タラの仲間で、干物にしてあぶり、マヨネーズなどを付けて食べるのが定番なんだ。

鱪しいら

問い「鱪」の読みは?(魚・一字で)

暖かい海を泳ぐ大きな魚で、大人のオスは額が高く角ばっているよ。ハワイでは「マヒマヒ」と呼ばれ、よく食べられる。流木などの浮いた物の下に集まる習性があるんだ。

鱵さより

問い「鱵」の読みは?(魚・一字で)

細長い体で、下あごが針のように突き出た魚。つくりの「箴」は針という意味なんだ。春が旬で「細魚」とも書くよ。身は透き通った白身で、上品な味だとされるんだ。

鮗このしろ

問い「鮗」の読みは?(魚・一字で)

魚へんに「冬」。冬においしい魚だからとされるよ。若いものは「こはだ」と呼ばれ、酢でしめてすしだねにするんだ。大きさで名前が変わる出世魚だよ。

糠蝦あみ

問い「糠蝦」の読みは?(海の小さな生きもの)

エビに似たとても小さな生きもの。糠のように小さい蝦(えび)という意味の字だよ。エビとは別の仲間で、佃煮にしたり、釣りのまき餌に使われたりするんだ。

苧環おだまき

問い「苧環」の読みは?(草花)

紡いだ麻糸(苧)を巻いて玉にしたものを「苧環」という。花の形がそれに似ていることから、この草花の名になったよ。春から初夏に青紫色などの花を咲かせるんだ。

金鳳花きんぽうげ

問い「金鳳花」の読みは?(草花)

春に黄色い花を咲かせる、毒のある草。花びらが金色につやつや光るよ。もとは八重咲きのものの名で、野に咲く一重のものは「うまのあしがた」とも呼ぶんだ。

独活うど|どっかつ

問い「独活」の読みは?(山菜)

風が無いのに独りで動くように見えることから「独活」と書くといわれるよ。香りのよい山菜で、根を干した生薬は「どっかつ」と読む。「うどの大木」でも知られるんだ。

木通あけび

問い「木通」の読みは?(つる植物)

つるの茎に穴が通っていることから「木通」と書くよ。秋に実が熟すと縦に割れて口を開けるので、「開け実」が名のもとといわれる。中の白い果肉は甘いんだ。

慈姑くわい

問い「慈姑」の読みは?(水辺の植物)

一つの根から子がたくさん育つ様子を、慈しみ深い母が子に乳をやる姿にたとえた字だよ。大きな芽が出るので「芽が出る」縁起物とされ、おせち料理に使うんだ。

接骨木にわとこ|せっこつぼく

問い「接骨木」の読みは?(木)

枝や葉を煎じて骨折や打ち身の治療に使ったことから「接骨木」と書くよ。春に白い小さな花をたくさん付け、夏に赤い実がなる木なんだ。生薬では「せっこつぼく」と読むよ。

羊蹄ぎしぎし

問い「羊蹄」の読みは?(道ばたの草)

田のあぜや道ばたに生える、タデの仲間の大きな草。中国名「羊蹄」を当てた字で、根は皮膚病の薬に使われたよ。初夏に、緑色の小さな花を穂のようにたくさん付けるんだ。

車前草おおばこ|しゃぜんそう

問い「車前草」の読みは?(道ばたの草)

道や車の通る跡によく生えるので、中国で「車前」と呼ばれたよ。踏まれても強い、大きな葉の草(大葉子)なんだ。種は生薬で「車前子(しゃぜんし)」と呼ばれるよ。

虎耳草ゆきのした|こじそう

問い「虎耳草」の読みは?(草)

毛の生えた丸い葉を虎の耳に見立てた中国名を当てた字だよ。和名は白い花を雪に見立てたなどの説がある。日かげの湿った所に生え、葉は天ぷらにもなるんだ。

酢漿草かたばみ

問い「酢漿草」の読みは?(道ばたの草)

葉や茎にすっぱい成分(シュウ酸)があることから「酢漿」と書くよ。ハート形の小さな葉が三枚集まった草で、よく増えることから家紋にもなっているんだ。