難読漢字の用語と解説
読めそうで読めない漢字。400 語のうち 351〜400 語目です。答えを隠して、問いから答えを思い出してから読むと、覚えやすくなります。
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叉焼ちゃーしゅー|ちゃーしゅう
問い「叉焼」の読みは?(中国料理)
中国料理の焼き豚。「叉」はフォークのように先が分かれた串のことで、それに肉を刺してあぶり焼きにすることからこの名だよ。ラーメンの具としておなじみなんだ。
糯米もちごめ
問い「糯米」の読みは?(米)
粘りの強い米で、もちや赤飯、おこわに使うよ。「糯」はねばりのある米を表す字で、「餅米」とも書くんだ。ふだん食べる米より白く濁って見えるのが特徴だよ。
膾なます
問い「膾」の読みは?(料理・一字で)
細かく切った生の魚や野菜を酢であえた料理。正月の「紅白なます」が有名だよ。月へんは肉を表し、もとは生の肉を細かく切った料理を指したんだ。
粳うるち
問い「粳」の読みは?(米・一字で)
ふだん食べる、粘りの少ない普通の米のこと。もちを作る「もち米」と対になる言葉で、「粳米(うるちまい)」とも言うよ。ごはんやせんべいなどに使われるんだ。
醪もろみ
問い「醪」の読みは?(酒やしょうゆのもと・一字で)
酒やしょうゆを造る途中の、まだしぼっていないどろどろのもの。「諸味」とも書くよ。これをしぼると酒やしょうゆになり、残ったものが酒かすなどになるんだ。
石蓴あおさ
問い「石蓴」の読みは?(海藻)
浅い海の岩に付く、緑色の薄い海藻。中国名を当てた字だよ。みそ汁の具にしたり、青のりの代わりとしてお好み焼きなどにかけたりして使われるんだ。
飛竜頭ひりょうず|ひろうす|ひりゅうず
問い「飛竜頭」の読みは?(がんもどきの別名)
がんもどきの関西などでの呼び名。ポルトガルの揚げ菓子「フィリョース」がもとといわれ、漢字は音に当てた字だよ。豆腐に野菜などを混ぜて油で揚げた食べ物なんだ。
糝粉しんこ
問い「糝粉」の読みは?(米の粉)
うるち米をひいて粉にしたもの。これで作った団子や細工菓子のことも言うよ。「新粉」とも書く。もち米の粉の白玉粉より、こしの強い歯ごたえになるんだ。
羹あつもの
問い「羹」の読みは?(熱い汁物・一字で)
野菜や肉を入れた熱い吸い物のこと。「羹に懲りて膾を吹く」(失敗に懲りて用心しすぎる)のことわざで知られるよ。羊羹ももとは羊肉の羹だったんだ。
酸茎すぐき
問い「酸茎」の読みは?(京都の漬物)
京都の伝統の漬物。カブの仲間のすぐき菜を塩漬けにし、乳酸発酵させて酸っぱい味にすることから「酸茎」と書くよ。京都の上賀茂の名物として知られるんだ。
鞴ふいご
問い「鞴」の読みは?(火をおこす道具・一字で)
鍛冶屋などで、火に風を送って温度を上げる道具。もとは革でできた袋を押して風を送ったので革へんなんだ。「ふきがわ(吹き革)」がなまった言葉といわれるよ。
鑿のみ
問い「鑿」の読みは?(大工道具・一字で)
木を彫ったり穴をあけたりする大工道具。柄の頭を金づちでたたいて刃を打ち込み、ほぞ穴などを作るよ。「鑿」は穴をうがつという意味で、「開鑿」にも使うんだ。
洋燈らんぷ
問い「洋燈」の読みは?(明かり)
西洋から来た明かり(燈)という意味の字だよ。ガラスの火屋(ほや)の中で石油などを燃やして使い、明治時代に広まった。電灯が広まる前の家の明かりなんだ。
蒸籠せいろ|せいろう
問い「蒸籠」の読みは?(台所の道具)
湯気で食べ物を蒸すための、木や竹でできた器。何段にも重ねて、中華まんやもち米を蒸すのに使うよ。「せいろそば」の名は、昔これでそばを蒸したことからなんだ。
盥たらい
問い「盥」の読みは?(道具・一字で)
「手洗い(てあらい)」がつまった言葉だよ。水を入れて洗濯や行水に使う平たい器で、字は皿の上の水で両手を洗う形なんだ。洗濯板と組にして使われたよ。
天鵞絨びろうど|びろーど
問い「天鵞絨」の読みは?(織物)
「天鵞」は白鳥のこと。白鳥の羽のようになめらかな織物という意味の字だよ。ポルトガル語 veludo が名のもとで、表面に細かい毛が立った、つやのある布なんだ。
莫大小めりやす
問い「莫大小」の読みは?(編み物)
「大小莫し」、つまり伸び縮みして大きさを選ばない編み物という意味の当て字だよ。スペイン語などで靴下を表す言葉が名のもとといわれ、肌着などに使われたんだ。
錻力ぶりき
問い「錻力」の読みは?(金属の板)
すずをめっきした薄い鉄板のこと。オランダ語 blik が名のもとといわれ、漢字は音に当てた字だよ。さびにくいので、昔のおもちゃや缶に使われたんだ。
護謨ごむ
問い「護謨」の読みは?(材料)
オランダ語 gom の音に漢字を当てた書き方だよ。ゴムの木の樹液などから作る、伸び縮みする材料なんだ。今ではタイヤや輪ゴムなど、いろいろな物に使われているよ。
甑こしき
問い「甑」の読みは?(昔の道具・一字で)
米などを蒸すための、底に小さな穴のあいた昔の器。瓦へんは焼き物であることを表すよ。湯をわかした釜の上にのせて使い、今のせいろと同じような役目をしたんだ。
半夏生はんげしょう
問い「半夏生」の読みは?(暦)
夏至から11日目ごろ(7月2日ごろ)の雑節。このころ「半夏(カラスビシャク)」という草が生えることからこの名だよ。田植えはこの日までに終えるものとされたんだ。
熾火おきび
問い「熾火」の読みは?(火)
赤く燃えて、炎を出さなくなった炭火のこと。「熾」は火が盛んにおこる様子を表すよ。火力が安定しているので、焼き物の料理にちょうどよい火なんだ。
風花かざはな|かざばな
問い「風花」の読みは?(冬の空)
晴れた日に、風に乗ってちらちら舞う雪のこと。花びらのように見えることからこの名で、冬の季語だよ。山に降った雪が風で運ばれてくるものなんだ。
蒼穹そうきゅう
問い「蒼穹」の読みは?(空)
青く広がる大空のこと。「蒼」は青い色、「穹」は弓なりに丸く盛り上がった天井を表す字だよ。空を大きな丸天井に見立てた言葉で、「蒼天」とも言うんだ。
芒種ぼうしゅ
問い「芒種」の読みは?(二十四節気)
二十四節気の一つで、6月6日ごろ。「芒」は稲や麦の穂先にある細い毛のことで、芒のある穀物の種をまく時期を表すよ。梅雨入りも近いころなんだ。
立待月たちまちづき
問い「立待月」の読みは?(月)
陰暦17日の夜の月。十五夜より月の出が遅く、立って待っているうちに出る月という意味だよ。次の18日は座って待つ「居待月」、19日は「寝待月」と続くんだ。
垂氷たるひ
問い「垂氷」の読みは?(冬・古い言い方)
古い言い方で「つらら」のこと。軒先から垂れ下がった氷という意味で、『源氏物語』などの古典にも出てくる言葉だよ。俳句では冬の季語なんだ。
白南風しらはえ|しろはえ
問い「白南風」の読みは?(梅雨明けの風)
梅雨が明けるころに吹く、明るい南風だよ。「南風(はえ)」は西日本の言い方で、梅雨のさなかの暗い空に吹く南風は「黒南風(くろはえ)」というんだ。夏の季語だよ。
彼誰時かわたれどき
問い「彼誰時」の読みは?(時間帯)
薄暗くて「彼は誰?」と顔が分からない時間で、主に明け方をいうよ。夕方の「たそがれ(誰そ彼)」と対になる言葉なんだ。古くは夕方にも使ったよ。
埋み火うずみび
問い「埋み火」の読みは?(冬・火)
灰の中に埋めて、消えないようにしておいた炭火のこと。昔は夜のあいだ火種を残すためにこうしたんだ。冬の季語で、「いけ火」とも言うよ。
南風原はえばる
問い「南風原」の読みは?(沖縄県の町)
沖縄県の町。沖縄では南の風を「はえ」、原を「はる・ばる」と読むことが多く、ほかにも「〇〇原(ばる)」という地名があるよ。
留辺蘂るべしべ
問い「留辺蘂」の読みは?(北海道の地名)
北海道北見市の地名。アイヌ語の地名に漢字を当てたもので、「蘂」は花のしべを表す字だよ。JR石北本線に留辺蘂駅があり、温根湯温泉の入り口にもなっているんだ。
喜連瓜破きれうりわり
問い「喜連瓜破」の読みは?(大阪市の駅)
大阪市の地下鉄(谷町線)の駅名。近くの「喜連」と「瓜破」という二つの地名を合わせた名前だよ。全国でも指折りの難読駅名として有名なんだ。
足寄あしょろ
問い「足寄」の読みは?(北海道の町)
北海道十勝地方の町。アイヌ語の地名に漢字を当てたものだよ。人の背より高く育つ大きな「ラワンぶき」が有名で、冬の寒さがとても厳しい町なんだ。
化野あだしの
問い「化野」の読みは?(京都の地名)
京都・嵯峨の地名。昔の葬送の地で、「あだし」ははかないという意味だよ。人の命のはかなさを表す言葉として『徒然草』にも出てくる。化野念仏寺の石仏が有名なんだ。
一口いもあらい
問い「一口」の読みは?(京都府の地名)
京都府久御山町の地名。三方を巨椋池に囲まれ出入り口が一つだったので「一口」と書き、疱瘡(いも=天然痘)を洗い清める信仰から「いもあらい」と読むという説があるよ。
驫木とどろき
問い「驫木」の読みは?(青森県の地名)
青森県深浦町の地名で、JR五能線の駅名にもなっているよ。「馬」三つの字で、多くの馬が駆ける、とどろくような音を表しているんだ。日本海のすぐそばの駅だよ。
十八女さかり
問い「十八女」の読みは?(徳島県の地名)
徳島県阿南市の地名。「娘十八番茶も出花」のように十八歳ごろが女性の盛りだから、という説などがあるよ。漢字と読みが全く結び付かない難読地名なんだ。
雑餉隈ざっしょのくま
問い「雑餉隈」の読みは?(福岡県の地名)
福岡市博多区などにある地名。「隈」は奥まった所・曲がり角を表す字で、九州の地名によく使われるよ。西日本鉄道(西鉄)の駅名にもなっているんだ。
特牛こっとい
問い「特牛」の読みは?(山口県の地名)
山口県下関市の地名で、JR山陰本線の駅名にもなっているよ。「こってい」「ことい」は力の強い大きな牛を表す古い言葉なんだ。難読駅名としてよく紹介されるよ。
謙るへりくだる
問い「謙る」の読みは?(控えめにする)
相手を敬って、自分を低く控えめにすることだよ。「謙」は謙虚・謙遜の「謙」で、「謙った言い方」のように使うんだ。「遜る」と書くこともあるよ。
拱くこまねく|こまぬく
問い「拱く」の読みは?(腕を組む)
腕を組んで何もしないこと。「手を拱く」の形で、何もできずにただ見ている様子を表すよ。もとは「こまぬく」と読み、今は「こまねく」と言うことが多いんだ。
窘めるたしなめる
問い「窘める」の読みは?(注意する)
よくない点を、穏やかに注意すること。「軽率な発言を窘める」のように、目上の人が目下の人に使うことが多いよ。「窘」は苦しめる・困らせるという意味の字なんだ。
犇めくひしめく
問い「犇めく」の読みは?(人が集まる)
大勢が集まって押し合うこと。「牛」三つの字で、牛がひしめき合う様子を表しているよ。「観客が犇めく」「店が犇めき合う」のように使うんだ。
宛らさながら
問い「宛ら」の読みは?(たとえ)
「まるで〜のよう」という意味。「宛ら戦場のようだ」のように、たとえるときに使うよ。古くは「そのまま」という意味もあり、「さながらに」の形もあるんだ。
論うあげつらう
問い「論う」の読みは?(言い立てる)
物事のよしあしを言い立てること。特に、人の小さな欠点をわざわざ取り上げて責めるときに使うよ。「人の失敗を論う」のように、よくない意味で使うことが多いんだ。
頽れるくずおれる
問い「頽れる」の読みは?(倒れ込む)
力が抜けて、その場に崩れるように倒れ込むこと。「頽」は崩れる・衰えるという意味の字で、「頽廃(退廃)」にも使うよ。「その場に頽れる」のように使うんだ。
傅くかしずく
問い「傅く」の読みは?(人に仕える)
人に仕えて大切に世話をすること。「傅」は子どもを守り育てる役を表す字だよ。「大勢の家来に傅かれる」のように、受け身の形でもよく使うんだ。
魘されるうなされる
問い「魘される」の読みは?(眠っているとき)
怖い夢などを見て、眠りながら苦しそうな声を出すこと。「魘」は鬼が押さえつけるという意味の字だよ。「悪夢に魘される」「熱に魘される」のように使うんだ。
矍鑠かくしゃく
問い「矍鑠」の読みは?(年を取っても)
年を取っても体が丈夫で元気な様子。「矍鑠たる老人」「九十歳でも矍鑠としている」のように使うよ。お年寄りの元気な様子をほめる言葉なんだ。