国語(慣用句・ことわざ)の用語と解説

慣用句・ことわざ・四字熟語・故事成語。400 語のうち 1〜50 語目です。答えを隠して、問いから答えを思い出してから読むと、覚えやすくなります。

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猫に小判ねこにこばん

問い値打ちのわからない人に貴重なものを与えても、何の役にも立たないことを表す、身近な動物と昔のお金が出てくることわざは?

猫に小判を与えても価値がわからないことから、値打ちのわからない者に貴重なものは無駄だという意味です。 【関連】「豚に真珠」も似た意味のことわざです。

猿も木から落ちるさるもきからおちる

問いその道の名人でも、ときには失敗することがあるという意味の、木登りの得意な動物が出てくることわざは?

木登りが得意な猿でも落ちることがあるように、名人でも失敗はあるという意味です。 【関連】「弘法にも筆の誤り」「河童の川流れ」も同じ意味です。

花より団子はなよりだんご

問い見て楽しむ風流より、実際に役立つもののほうを選ぶことを表すことわざは?

花見に行っても花より団子に夢中になる様子から、風流より実利を選ぶことのたとえです。

石の上にも三年いしのうえにもさんねん

問いつらくてもがまん強く続ければ、いつかは報われるという意味のことわざは?

冷たい石でも三年座り続ければ温まる、というたとえです。辛抱の大切さを説いています。

顔が広いかおがひろい

問い知り合いが多く、いろいろな方面につきあいがあることを表す慣用句は?

ここでの「顔」は、人とのつながりやその人の評判を表しています。

口が軽いくちがかるい

問い秘密にしておくべきことを、ついほかの人に話してしまう性格を表す慣用句は?

秘密をすぐ人に話してしまう性格を表します。 【関連】秘密をしっかり守る人は「口が堅い」といいます。

耳が痛いみみがいたい

問い自分の弱点や欠点を言われて、聞くのがつらいことを表す慣用句は?

体の痛みではなく、弱点を言われて心にこたえる様子を表します。

十人十色じゅうにんといろ

問い考え方や好みは人によってそれぞれちがう、という意味の四字熟語は?

人の好みや考えは十人いれば十通りある、という意味です。「色」を「いろ」と訓読みするのがポイントです。

一石二鳥いっせきにちょう

問い一つのことをして、同時に二つの利益を得ることを表す、石を投げて鳥を落とすたとえから生まれた四字熟語は?

一つの石で二羽の鳥を落とすたとえです。 【関連】「一挙両得」も似た意味です。

早起きは三文の徳はやおきはさんもんのとく

問い朝早く起きると、何かしら良いことがあるという意味のことわざは?

「三文」はわずかなお金のことです。「徳」は「得」と書くこともあります。

犬も歩けば棒に当たるいぬもあるけばぼうにあたる

問い何かをしようとすると思わぬ災難にあう、また思いがけない幸運にあうという意味のことわざは?

もとは「出歩くと災難にあう」という意味でしたが、今は「思わぬ幸運にあう」意味でも使います。

急がば回れいそがばまわれ

問い急ぐときほど、危ない近道より確実な遠回りを選んだほうが結局早い、という意味のことわざは?

急ぐときほど確実な方法をとるほうが結局早い、という教えです。 【関連】「急いては事を仕損じる」も似た教えです。

馬の耳に念仏うまのみみにねんぶつ

問いいくらありがたい意見を聞かせても、まったく効き目がないことのたとえのことわざは?

馬にありがたい念仏を聞かせても通じないことから、意見が効かないたとえです。 【関連】同じ意味の四字熟語に「馬耳東風(ばじとうふう)」があります。

手を焼くてをやく

問い扱いに困って、どうしたらよいかと手こずることを表す慣用句は?

扱いに困って手こずることです。「いたずらっ子に手を焼く」のように使います。

足を洗うあしをあらう

問い悪い仲間や好ましくない仕事から抜けて、まじめな生活に戻ることを表す慣用句は?

よくない世界や仕事から離れ、まじめな生活に戻るときに使う言葉です。

鼻が高いはながたかい

問い家族の活躍などが誇らしく、得意に思う気持ちを表す慣用句は?

誇らしく得意に思う気持ちを表します。 【関連】反対に、得意になっている人の自慢をくじくことは「鼻を折る」といいます。

一期一会いちごいちえ

問い一生に一度だけの出会いだと思って、その機会を大切にすることを表す四字熟語は?

茶道から生まれた言葉です。「一期」を「いっき」と読まないよう注意します。

自画自賛じがじさん

問い自分で自分のしたことや作品をほめることを表す四字熟語は?

自分の絵に自分でほめる言葉(賛)を書き入れることからきています。

塵も積もれば山となるちりもつもればやまとなる

問いわずかなものでも、積み重ねれば大きなものになるという意味のことわざは?

小さな努力の積み重ねが大切だ、という教えです。

腹を割るはらをわる

問い隠しごとをせず、本心を打ち明けて話すことを表す慣用句は?

ここでの「腹」は、心の中や本心を表しています。

猫の手も借りたいねこのてもかりたい

問いとても忙しくて、だれでもいいから手伝いがほしいことを表す慣用句は?

役に立ちそうにない猫の手でも借りたいほど忙しい、という意味です。

目が高いめがたかい

問い良いものを見分ける力がすぐれていることを表す慣用句は?

良いものを見分ける力があることです。「お目が高い」のように、ほめ言葉として使うことが多い表現です。

骨を折るほねをおる

問い人のために苦労をいとわず、力をつくすことを表す慣用句は?

人のために苦労をいとわず尽くすことで、実際に骨折するわけではありません。 【関連】苦労が報われないことを「骨折り損」といいます。

二階から目薬にかいからめぐすり

問い回りくどくて効き目がないこと、思うようにいかずもどかしいことのたとえのことわざは?

二階から目薬をさしてもうまく目に入らないことから、もどかしいことのたとえです。

転ばぬ先の杖ころばぬさきのつえ

問い失敗しないように、前もって用心しておくことが大切だという意味の、歩くときに使う道具が出てくることわざは?

転ぶ前に杖を用意しておくように、前もって用心することの大切さを説いています。 【関連】「備えあれば憂いなし」も似た意味です。

油断大敵ゆだんたいてき

問い油断は失敗のもとになるので、もっとも恐ろしい敵だという意味の四字熟語は?

気のゆるみを戒める言葉です。油断こそが最大の敵だという意味です。

異口同音いくどうおん

問い大勢の人が、口をそろえて同じことを言うことを表す四字熟語は?

「異」を「い」、「口」を「く」と読むのがポイントです。「いこうどうおん」とは読みません。

百聞は一見にしかずひゃくぶんはいっけんにしかず

問い人から何度も話を聞くより、一度自分の目で見たほうがよくわかるという意味のことわざは?

中国の歴史書にある言葉がもとになっています。自分の目で確かめることの大切さを説いています。

矛盾むじゅん

問い話のつじつまが合わないことを表す、盾と矛の話から生まれた故事成語は?

何でも突き通す矛と、何でも防ぐ盾を同時に売った商人の話からきています。

口を挟むくちをはさむ

問い人が話している途中で、横から割りこんで口を出すことを表す慣用句は?

話の途中で横から口を出すことです。 【関連】「口を出す」ともいいます。

目を丸くするめをまるくする

問い思いがけないことに驚いて、目を大きく見開くことを表す慣用句は?

驚きのあまり目がまんまるになる様子を表します。

肩を持つかたをもつ

問い対立している一方の味方をして、ひいきすることを表す慣用句は?

対立する一方の味方をすることです。 【関連】「肩入れする」も同じような意味です。

舌を巻くしたをまく

問い相手のすぐれた腕前に、ひどく感心して驚くことを表す慣用句は?

驚きや感心のあまり言葉が出ない様子から生まれた言葉です。

灯台下暗しとうだいもとくらし

問い身近なことは、かえって気づきにくいという意味のことわざは?

この「灯台」は昔の室内の明かりの台のことです。「下」を「もと」と読むのがポイントです。

蛇足だそく

問いよけいなもの、付け加えなくてもよいもののたとえの故事成語は?

蛇の絵に足まで描き足して競争に負けた人の話からきています。

起承転結きしょうてんけつ

問い漢詩の構成から生まれた、文章や物語の組み立て方を表す四字熟語は?

漢詩の構成から生まれた言葉で、始まり・受け・転換・まとめの四つの段階を表します。

前代未聞ぜんだいみもん

問いこれまでに一度も聞いたことがないような、とても珍しいことを表す四字熟語は?

「聞」を「もん」と読むのがポイントです。「ぜんだいみぶん」とは読みません。

棚からぼたもちたなからぼたもち

問い何の苦労もしないで、思いがけない幸運が舞いこむことを表すことわざは?

棚から落ちてきたぼたもちが口に入るような幸運のことです。略して「たなぼた」ともいいます。

目から鱗が落ちるめからうろこがおちる

問いあることがきっかけで、急に物事の本当の姿がわかるようになることを表す慣用句は?

もとは聖書にある話からきた言葉です。急に真相がわかるようになることを表します。

馬が合ううまがあう

問いおたがいに気持ちがよく通じ合い、気が合うことを表す慣用句は?

乗り手と馬の息がぴったり合う様子からきています。

襟を正すえりをただす

問い気持ちを引きしめ、姿勢や態度を正しくすることを表す慣用句は?

服の乱れを直して身なりを整える様子から、気持ちを引きしめることを表します。

情けは人のためならずなさけはひとのためならず

問い人に親切にすると、めぐりめぐって自分に良い報いが返ってくる、という意味のことわざは?

人への親切はめぐりめぐって自分に返ってくる、という意味です。 【関連】「甘やかすのはその人のためにならない」という意味だと誤解されやすいので注意します。

覆水盆に返らずふくすいぼんにかえらず

問い一度してしまったことは、取り返しがつかないことを表す故事成語は?

こぼれた水はお盆に戻らない、という中国の故事からきています。

漁夫の利ぎょふのり

問い二者が争っているすきに、第三者が苦労せず利益を横取りすることを表す故事成語は?

鳥と貝が争っている間に、漁師が両方とも捕まえた話からきています。

温故知新おんこちしん

問い昔のことを学び、そこから新しい知識や考えを得ることを表す四字熟語は?

『論語』にある言葉で、「故きを温ねて新しきを知る」と読み下します。

絶体絶命ぜったいぜつめい

問い追いつめられて、どうにも逃れようのない状態を表す四字熟語は?

「絶対」と書き誤りやすいので注意します。正しくは「絶体」です。

身から出た錆みからでたさび

問い自分がした悪い行いのせいで、自分自身が苦しむことを表すことわざは?

刀の本体から出た錆が、刀そのものをだめにすることからきています。

釘を刺すくぎをさす

問いあとで問題にならないよう、前もって念を押しておくことを表す慣用句は?

釘でしっかり固定しておく様子から、前もって念を押すことを表します。

猫をかぶるねこをかぶる

問い本当の性格を隠して、おとなしそうに見せかけることを表す慣用句は?

おとなしい猫のふりをする、というイメージから生まれた言葉です。

図に乗るずにのる

問い調子にのって、つけあがることを表す慣用句は?

調子にのってつけあがることです。「図」はもともと仏教の声明(しょうみょう)の調子を表す言葉だったといわれます。