国語(慣用句・ことわざ)の用語と解説
慣用句・ことわざ・四字熟語・故事成語。400 語のうち 51〜100 語目です。答えを隠して、問いから答えを思い出してから読むと、覚えやすくなります。
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高をくくるたかをくくる
問いたいしたことはないと、物事を軽く見て油断することを表す慣用句は?
「高」は数量の見積もりのことで、見積もりを軽くしてしまう様子から生まれた言葉です。
立て板に水たていたにみず
問いすらすらとよどみなく話すことのたとえのことわざは?
立てかけた板に水を流すと勢いよく流れ落ちることからきています。
能ある鷹は爪を隠すのうあるたかはつめをかくす
問い実力のある人ほど、それを見せびらかさないことを表すことわざは?
すぐれた鷹は獲物をねらうまで爪を見せない、というたとえです。
杞憂きゆう
問い心配する必要のないことを、あれこれ心配することを表す故事成語は?
杞の国の人が「天が落ちてこないか」と心配した話からきています。
背水の陣はいすいのじん
問い逃げ場のない状況に自分を置いて、全力で物事に取り組むことを表す故事成語は?
川を背にして陣をしき、兵士を必死に戦わせた漢の将軍(韓信)の話からきています。
大器晩成たいきばんせい
問い大人物は、若いころは目立たなくても年をとってから大成することを表す四字熟語は?
大きなうつわは完成まで時間がかかる、という『老子』の言葉からきています。
腑に落ちないふにおちない
問い説明を聞いても納得できず、すっきりしないことを表す慣用句は?
「腑」は内臓のことで、ここでは心の中を表しています。
眉をひそめるまゆをひそめる
問い心配ごとや不快なことがあって、顔をしかめることを表す慣用句は?
「眉」は音読みで「び」ですが、ここでは「まゆ」と読みます。
気が置けないきがおけない
問い遠慮や気づかいをする必要がなく、心から打ち解けられることを表す慣用句は?
遠慮のいらない親しい間柄を表します。
【関連】「油断できない」という意味だと誤解されやすいので注意します。
取り付く島もないとりつくしまもない
問い相手の態度が冷たく、話を進めるきっかけさえつかめないことを表す慣用句は?
相手が冷たく、話を進めるきっかけもないことです。
【関連】「取り付く暇もない」は誤用なので注意します。
濡れ手で粟ぬれてであわ
問い苦労しないで、たやすく多くの利益を得ることを表すことわざは?
濡れた手で粟をつかむと、粒がたくさんくっついてくることからきています。
他山の石たざんのいし
問い他人のつまらない言動も、自分をみがく参考になるという意味の故事成語は?
よその山の粗い石も、自分の宝石をみがく砥石になるという『詩経』の言葉からきています。
推敲すいこう
問い詩や文章の表現を、何度も練り直すことを表す故事成語は?
「推す」か「敲く」かで悩んだ唐の詩人(賈島)の話からきています。
【関連】「遂行(すいこう)」と同じ音なので注意します。
臨機応変りんきおうへん
問いその場の状況に合わせて、適切に対応を変えることを表す四字熟語は?
その場に臨み、機に応じて変えるという意味です。「応」は「おう」と読み、「臨」は訓読みで「のぞ(む)」とも読みます。
付和雷同ふわらいどう
問い自分の考えを持たず、すぐに他人の意見に同調することを表す四字熟語は?
雷が鳴ると万物がそれに応じて響く、というたとえからきています。
馬脚を現すばきゃくをあらわす
問い隠していた本当の姿や悪事がばれることを表す、芝居で動物の役を演じる役者の話から生まれた慣用句は?
芝居で馬の脚を演じる役者が姿を見せてしまうことからきています。
琴線に触れるきんせんにふれる
問いすばらしいものにふれて、心の奥から深く感動することを表す慣用句は?
「琴線」は琴の糸のことで、心の奥の感じやすい部分のたとえです。
【関連】「怒りを買う」という意味で使うのは誤りです。
口車に乗るくちぐるまにのる
問いうまい言い回しにだまされることを表す慣用句は?
「口車」は、うまく言いくるめる話しぶりのことです。
二の足を踏むにのあしをふむ
問い思い切れずに、ためらうことを表す慣用句は?
一歩目は出たのに二歩目で足踏みしてしまう様子からきています。
枯れ木も山のにぎわいかれきもやまのにぎわい
問いつまらないものでも、ないよりはましだという意味のことわざは?
つまらないものでも、ないよりはましだという意味です。自分をへりくだって言うときに使い、人に対して使うと失礼になります。
李下に冠を正さずりかにかんむりをたださず
問い人に疑われるようなまぎらわしい行動はしないほうがよい、という意味の、果物の木の下でのふるまいにたとえた故事成語は?
すももの木の下で冠を直すと、実を盗むように見えることからきています。
呉越同舟ごえつどうしゅう
問い仲の悪い者どうしが、同じ場所に居合わせたり協力したりすることを表す故事成語は?
対立していた呉と越の人が同じ舟に乗り合わせた話からきています。
朝三暮四ちょうさんぼし
問い目先のちがいにとらわれて、結果が同じことに気づかないことを表す故事成語は?
猿に木の実を「朝三つ夕方四つ」と言うと怒り、「朝四つ夕方三つ」と言うと喜んだ話からきています。
我田引水がでんいんすい
問い自分に都合のよいように物事を進めたり、言ったりすることを表す四字熟語は?
自分の田んぼにだけ水を引き入れることからきています。
本末転倒ほんまつてんとう
問い大切なことと、どうでもよいことを取りちがえることを表す四字熟語は?
「本」は根本、「末」は先端のことで、それが逆になってしまう様子を表します。
一朝一夕いっちょういっせき
問いわずかな時間、短い期間のことを表す四字熟語は?
わずかな時間のことです。「一朝一夕にはできない」のように、打ち消しの形で使うことが多い言葉です。
敷居が高いしきいがたかい
問い不義理や面目ないことがあって、その人の家へ行きにくいことを表す慣用句は?
不義理や面目ないことがあって、その人の家へ行きにくいことです。
【関連】「高級で入りにくい」という意味で使うのは本来の用法ではないとされます。
青菜に塩あおなにしお
問い元気をなくして、しょんぼりしている様子のたとえのことわざは?
青菜に塩をかけるとしおれてしまうことからきています。
木で鼻をくくるきではなをくくる
問いひどく無愛想で、冷たくそっけない対応をすることを表す慣用句は?
もとは「木で鼻をこくる(こする)」だったといわれています。
帯に短したすきに長しおびにみじかしたすきにながし
問い中途半端で、何の役にも立たないことのたとえのことわざは?
帯にするには短く、たすきにするには長い布のたとえです。
蛍雪の功けいせつのこう
問い苦労して学問にはげみ、その成果が表れることを表す故事成語は?
蛍の光や雪明かりで本を読んで勉強した人の話からきています。
画竜点睛がりょうてんせい
問い最後に大切な部分を仕上げて、物事を完成させることを表す故事成語は?
竜の絵に瞳を描き入れたら竜が天に昇った話からきています。
【関連】「点睛」を「点晴」と書くのは誤りです。
羊頭狗肉ようとうくにく
問い見かけはりっぱだが、中身がそれにともなわないことを表す四字熟語は?
羊の頭を看板に出して、実際は犬の肉を売ることからきています。
暗中模索あんちゅうもさく
問い手がかりがないまま、あれこれやってみることを表す四字熟語は?
暗やみの中で手さぐりで探す様子からきています。
馬子にも衣装まごにもいしょう
問いだれでも身なりを整えれば、りっぱに見えるという意味のことわざは?
「馬子」は馬を引いて人や荷物を運んだ人のことです。相手をほめるときに使うと失礼になります。
渡りに船わたりにふね
問い困っているときに、ちょうど都合のよいことが起こることのたとえのことわざは?
川を渡ろうとしたときに、ちょうど船が来ることからきています。
案ずるより産むが易しあんずるよりうむがやすし
問い前もってあれこれ心配するより、実際にやってみると意外にうまくいく、という意味のことわざは?
出産は心配するより実際には案外たやすい、というたとえからきています。
青は藍より出でて藍より青しあおはあいよりいでてあいよりあおし
問い弟子が先生をこえるほどすぐれた人になることを、染料の色にたとえた『荀子』の一文で、「出藍の誉れ」のもとになった故事成語は?
青い染料は藍という草から取るのに、藍よりも青い、という『荀子』の言葉です。
【関連】ここから「出藍の誉れ」という言葉が生まれました。
完璧かんぺき
問い欠点がまったくなく、完全であることを表す故事成語は?
傷のない宝玉「璧」を無事に持ち帰った話からきています。
【関連】「完壁」と書くのは誤りです。
四面楚歌しめんそか
問い周りがすべて敵で、味方がいないことを表す故事成語は?
項羽が四方から故郷の楚の歌を聞き、楚の人々まで敵に降ったと嘆いた話からきています。
虎穴に入らずんば虎子を得ずこけつにいらずんばこじをえず
問い危険をおかさなければ、大きな成功は得られないという意味の故事成語は?
虎の子をとるには虎のすむ穴に入るしかない、という話からきています。
臥薪嘗胆がしんしょうたん
問い目的を果たすために、長い間苦労を重ねることを表す故事成語は?
薪の上に寝て、苦い胆をなめて復讐を誓った呉と越の王の話からきています。
厚顔無恥こうがんむち
問い恥を恥とも思わず、ずうずうしいことを表す四字熟語は?
「顔の皮が厚い」ということです。「無知」と書き誤らないよう注意します。
傍若無人ぼうじゃくぶじん
問い周りの人を気にせず、自分勝手にふるまうことを表す四字熟語は?
「傍らに人無きが若し」と読み下します。「無」を「ぶ」と読むのがポイントです。
泰然自若たいぜんじじゃく
問い落ち着いていて、どんなことにも動じない様子を表す四字熟語は?
「若」を「じゃく」と読みます。「自若」は落ち着いている様子です。
頭が痛いあたまがいたい
問い解決の難しい問題をかかえて、どうしたらよいか悩むことを表す慣用句は?(「〜が痛い」の形で)
体の痛みではなく、悩みの種があって困る様子です。「進路のことを考えると頭が痛い」のように使います。
口が堅いくちがかたい
問い秘密を打ち明けられても、決してほかの人にもらさない人のことを表す慣用句は?(「口が〜」の形で)
秘密を決してもらさない人を表し、信頼できる人をほめるときに使います。
【関連】対義語は「口が軽い」です。
目がないめがない
問い「甘いものに( )」のように、それが大好きで夢中になってしまうことを表す慣用句は?
大好きなものを前にすると、ほかが見えなくなる様子です。
【関連】「人を見る目がない」と言うと、見分ける力がないという意味になります。
首を長くするくびをながくする
問い今か今かと、待ちこがれる様子を表す慣用句は?
首を伸ばして遠くをのぞきこむように待つ姿からきています。「合格の知らせを首を長くして待つ」のように使います。
足が棒になるあしがぼうになる
問い長い時間歩き回ったり立ち続けたりして、ひどく疲れて足がこわばることを表す慣用句は?
疲れすぎて、足が棒のように曲がらなくなる様子です。「一日中歩いて足が棒になった」のように使います。